9月21日朝。訓練でお邪魔したオルニー空港を離陸して、ノーステキサス・リージョナル空港へ向かいます。お世話になりました。
そしてオルニーの町。宿もなく、レストランも少なく、本当に小さな町でした。3人でのささやかな昼食は楽しい思い出になりました。
50分ほどの飛行でノーステキサス・リージョナル空港(KGYI)に到着しました。無線からは練習飛行に上がる方の声が聞こえてきます。ここが会場です。
東側にDownwindを設けているようですし、町を見るためにすこし遠回り。下には滞在するデニソンの町が見えます。
到着! 程なくして、鐘尾さんも無事に到着しました。
ノーステキサス・リージョナル空港は中国系航空会社の訓練生が多く、離発着する飛行機も頻繁にあり、練習飛行や選手権の進行に支障があると聞いていましたが、管制官の方々の協力と他の飛行士の方の連携で順調に行えました。
機体の検査をしてくださった、デニスさん。競技飛行前の出発係もされていました。お世話になりました。
あ!
鐘尾さん、僕にもください。
こちらはConest DirectorであるギャリーさんのPitts S-1S。レストアを終えて、飛行可能になりました。選手権を終えたら塗装作業を行うそうです。どんな色になるか楽しみです。
9月24日。今日から競技飛行が始まります。競技開始前にチーフジャッジによる、ジャッジの方々のルールの確認が行われました。
8月のWAACでPower Aerobaticsのジャッジをされた鐘尾さん。「FAIとIACのルールの混在があるみたい。」 そうなんですか?不思議ですね。
HOT SHOT SERVICE!
関係ありませんが、テキサス州ではいろいろなところでテキサスらしいものを見かけます。気に入りました。
壁にかかる、歴代のチャンピオンの名前。1988年のAdvanced Categoryの勝者はボスのSean D. Tuckerです。
14時からUnlimitedのFree Knownが始まります。機体を所定の場所へ運んで、待機します。
Extra 300S、Extra 330LX、Extra 330SC、MXS、Edge 540、Panzl S-330、CAP 231・・・
そして、愛機のPitts S-2S。
PittsがUnlimitedを飛行することに、誰もが疑問に思ったようです。その思いはよく判りますが、それは思い違いではないでしょうか。どこまで飛行できるのか、まず見ていただきましょう。
1番手はティムさんです。がんばってください。
私の飛行したFree Knownのシークエンス
上空での待機時間が長く、カメラの容量が気になり、途中で撮影を停止したことは失敗でした。「開始するときに撮影を忘れないようにしないと。でも忘れそうだな。」 案の定忘れました。映像がなくて残念です。
Free Knownのスコアシート
フギュア3で痛恨のHZ(ハードゼロ、指定されたフィギュアを飛行していないため、0点と断言されること)を取ってしまいました。南風が強かったためにアップウィンド側に飛行を伸ばしたところ、つい加速してしまったことが原因です。
バウンダリーも近くなっていて、無理にスピンに入れたらスナップロール気味になり、さらに50度ほど回りすぎてしまいました。
結果は、62.79%、11位。
初歩的な失敗をしてしまいましたが、その他の飛行はきれいに行うことができ、その点ではジャッジからの評判はよかったようです。
「信じられない!PittsもUnlimitedを飛行できるんだ!」
もちろんです。この飛行機なら、飛行士の技量次第で上位にも十分に食い込めます。そう、技量次第です。
夜になり、次のプログラムであるFree Unknown 2のフィギュアの提出が、上位10人の競技者から提出されました。
これらのフィギュアと、最大4つまでの追加フィギュアを組み合わせて、シークエンスを作成します。提出期限は翌日の12時です。
IAC会長のマイク ヒューワーさん。今夜はこれらのフィギュアの構成の確認で忙しくなることでしょう。よろしくお願いします。
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