2016年10月8日土曜日

2016年 全米曲技飛行選手権 4


9月25日。今日は雨空で休みです。今日1日飛行がないということは、予定の飛行を終えるため忙しい日々になることでしょう。もちろん準備はOKです。




空港のターミナルに行ってみました。アメリカ合衆国の地図がありました。今いるのは・・・




Denison・・・。ありました、ここです。航続距離の短い、不安定な飛行機でよく飛んだものです。




来年の2017年全米曲技飛行選手権はWI州(ウィスコンシン州)のOshkosh(オシュコシュ)で行われます。天気に恵まれて、日没まで飛んで2日。天気が悪いと4日を考えた方がいいでしょうか。




Free Knownのスコア

昨日のProgram 1、Free Knownのスコアのコピーです。ご覧のように、Figure 3でHZを取ってしまいました。最終的にはHZで落ち着きましたが、実はこのHZの最終判定の前にいろいろなやり取りがありました。

当初は、5人のジャッジのうち、2人が得点を付け、平均が6.5点。1人が0.0点。2人がHZとしていて、このFigureに関してはHZの判定がなされていました。私は気付かずにいましたが、HZが2人ならHZは少数派のため成立せず、3人の得点を平均した値(2.16点)が加算されるべきだと伝えられました。ということは、単純に考えて点数が62%から約68%にまで上がることになります。私は大喜びでした。

しかし、採用しているFAIの国際ルールでは、「0.0の採点はチーフジャッジによってHZとされる」となっており、議論の結果、元の62%に戻されてしまいました。さらに、0.0の採点をしたジャッジのスコアシートには、「Snap roll」と書かれ、つまりスピンではないFigureを飛行した、よってHZ。私もあの飛行はSpinとは思えませんし、当然のことでしょう。私に異存はありません。




9月26日。1日遅れて競技再開です。今日はSportsman、Primary、Advancedです。




Doug Lovellさんの乗るGiles 200。ガソリン不要の新型エンジン搭載です。




AdvancedからPrimaryまで、Pitts S-1系の競技機が多く参加していました。がんばれ複葉機!




CD(コンテストディレクター)のギャリーさん。がんばってください!




UND(ノースダコタ大学)の曲技飛行チームのExtra 300L。




こちらもUNDの方々はSuper Decathlonで参加です。仲間が多くて楽しそうです。




元全米曲技飛行選手権優勝者のデビーさん(左)は、Super DecathlonでSportsmanに参加しました。飛行性能が低くなるほど、曲技飛行を行うことは難しくなり、また新たな挑戦を見つけることになります。




UND所属のCessna 172。日本の東海大学の操縦訓練生の方々は、UNDに留学して、この飛行機で訓練しています。最新のグラスコックピット装備のいい飛行機です。




Boxの東側のジャッジライン。午前中は太陽の位置関係で東側から飛行を判定します。今日は曇り空ですから、午後の飛行でもあまり関係なさそうですが。




あのロブ・ホーランド氏のMXS。現在のところ、Unlimited Categoryで圧倒的首位です。飛行の格が違います。








最終日の彼の4-minute Freestyleが楽しみです。




もうすぐAdvanced Categoryが始まります。




Pitts S-1Sで出場するサミー・メイソンさん。スナップロールの切れと精度が素晴らしいです。




今年の冬は、Pitts S-2Sの尾脚部分を変更しようと考えています。他の方々の飛行機を観察してみました。






とても参考になります。ありがとうございます。




自身作成のFree Unknown 1のシークエンス

複数のシークエンスが競技者から提出されました。見たところ、私のシークエンスが飛びやすそうに思えました。Figure 6は今まで試したことも、練習したこともありません。どうなるのでしょう?




〈動画〉 Free Unknown 1

カメラの固定が悪かったのか、振動で見難い画像になってしまいました。ここでも順調にHZを取っていますが、どこかお判りでしょうか。間違い探しをお楽しみください。

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