1月9日にPitts Special S-2Sが日本から戻り、格納庫の整頓をして、整備作業を始めます。
まずはプロペラを外して、検査に送ります。24か月に一度のMTV-9プロペラの検査は、完了まで6週間かかるとのこと。2月下旬には整備を全て終えて、3月初めには試験飛行をしたいのですが・・・。
今回の最も大きな作業項目の一つ。下側主翼のファブリックの張り替え作業です。以前はファブリックを切ることに躊躇していましたが、もう迷いはありません。Let's go!
昨年張り替え作業を行った上側主翼と同様、内部に問題は見られません。さすがはWolf Pitts Wing・・・。凄まじく強靭な主翼です。
1か月間だけですが、母が日本から手伝いに来てくれました。毎日の食事だけでなく、作業まで手伝ってもらって、本当に大助かりでした。
ファブリック作業では、2人いると助かるところが多くあります。
アイロンがけして張りを与えます。とてもきれいです。ありがとう!
縫い付けです。左右両側の主翼の縫い付けを2日間で終えました。私自身の記録更新です。
今年は雨が多い日が続きますが、今日はとてもきれいな夕日でした。また明日。
今日のおやつは柿の種+チョコレートです。おいしい。
インスペクションパネルは苦手な部分でしたが、今回はきれいです。
「雨が降れば海もできるさ」
格納庫の前に池ができました。
縫い付けとテーピングを終えて、プライマー(下塗り)を吹き付けます。
昨年のREDFOX Airshows - 2018 Japan Tourでもお世話になった鐘尾みや子さんが、曲技飛行訓練にいらっしゃいました。とてもいい天気ですね!
プライマーが乾きました。サンディング作業に移ります。
鐘尾さん、お手伝いありがとうございます!
日が刻々と過ぎ、もう2月中旬です。下旬の作業完了目指して、休みなく作業が続きます。
塗装です。表面にゴミが付いてしまいましたが、想定の範囲です。
休日というのに、飛行機仲間の池田さんがお手伝いに来てくれました。久しぶりの加工作業はいかがだったでしょうか?ありがとうございました!
ゴミが付着した塗装表面を磨きます。
作業が遅れ、ついに3月になってしまいました。曲技飛行仲間のミッチさんはデカール作業のスペシャリストです。美しい!今年もお世話になりました。
塗装とデカール作業を終えた主翼を格納庫へ運びます。
映画「風立ちぬ」では、牛車で飛行機を運ぶ現状を嘆いていましたが、私は人力で、時速2㎞で進みます。今は21世紀のはずです。
予定から遅れましたが、プロペラが検査から戻ってきました。無理を聞いてくれてありがとうございました。
マグネト(点火系統用の磁石発電機)の500時間点検です。
プロペラが戻ってきて、やっとシリンダーのコンプレッションチェックができます。エンジンが冷えているためか、前回よりも多少数値が低めでしたが、合格の範囲内です。
主翼のリギングです。安全性はもちろんですが、飛行性能に関わる部分ですので、ついつい神経質になってしまいます。
エンジン試運転を終えました。異常ありません。
エルロンの動作角度の調整に3日もかけてしまいました。あちらを立てればこちらが立たず・・・。0.05度まで表示する電気式の傾斜計はありがたいのですが、つい神経質になってしまいます。でも、おかげで左右で0.1度の差で仕上げることができました。
3月12日。予定よりも10日遅れで試験飛行を終えました。
乾杯!
怒涛のような2か月間でした。綱渡り的な作業が続きましたが、母や友人たちの力がなければ、とても終えることはできなかったでしょう。改めて、本当にありがとう!
3月23日(土)と24日(日)は、CA州サリナス空港で行われる「California International Airshow Salinas」に参加します。お近くの方はぜひどうぞ!お会いすることを楽しみにしております。
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