3月23日と24日、CA州サリナス空港で行われたCalifornia International Airshow Salinasに参加しました。例年9月下旬に行われるイベントですが、米海軍の「Blue Angels」の予定に合わせ、3月に開催となりました。
ボスのSean D. Tuckerの、パフォーマーとしての最後のシーズンです。フォーメーションアクロを行いました。
Seanの息子、Eric TuckerさんはJ-3 Cubでコメディーフライトを披露しました。特に2日目は横風が強く、私の着陸もGo aroundか?と思うほどでしたが、彼はルーフトップランディングで見事な着陸を見せました。Nice Job!
雲が多いですが、雲高はフルシークエンスが飛べるようです。
このパフォーマンスフライトの画像を用いて、プロモーショナルビデオを作成しました。撮影はBrandonさん。Seanの娘さん、Taraさんの旦那さんです。
皆さま、ご来場ありがとうございました。Brandonさんも撮影ありがとう!
写真提供: Mr. Hayman Tam
冬季整備の後、10日間で試験飛行と練習飛行を終えて、エアショーパフォーマンスフライトを行いました。反省点の多い飛行でしたが、安全に行う事ができました。
そして、完成した動画がこちらです。
Thank you very much, Tucker/Hess Productions!
後日、2019年のCalifornia International Airshow Salinasでは、最終的な収入が$8.3M(約9.1億円)となったとのお知らせが届きました。利益分は慈善団体に寄付されたとのことです。ここUSでは、エアショービジネスは大きな可能性を持っています。日本ではいかがでしょうか。
翌週の3月30日と31日は、トラビス空軍基地で行われた「Thunder Over the Bay Airshow」に参加しました。米空軍の「Thunderbirds」も参加し、大きな賑わいとなりました。
Yak 110!
Taxi out!
2001年にNice Airでお世話になったHisatohさんAyakoさんご夫妻が会場にいらしていました。お元気そうで何よりです。そして、おもしろい写真をいただきました。ありがとうございました!
写真提供: Hisatoh様&Ayako様
Super Guppy!
Thunderbirds!
雨雲を避けて飛行してKing Cityに戻りました。これからオイル交換です。
4月。知人の娘さんの所属する高校のダンス部の発表があるとのことで、私も鑑賞に向かいました。バレエを鑑賞するのは初めてです。
ダンス部の皆さんは、昨年12月から毎日練習を続けていたそうです。
素晴らしい! 感動です!
私も同時期に飛行機の整備で毎日を過ごしていましたから、同じパフォーマーとして彼らの活躍が嬉しくなりました。成功おめでとうございます!
このイベントは高校に併設されたシアターで行われました。私は入り口からそのまま入ろうとすると、$10のチケットを請求されました。ここではっとさせられた私。そう、こうあるべきだろうと。
会場にはプロフェッショナルの音楽家の方々が10人ほどいらしていましたし、彼らの衣装やセットの作成も高価です。彼らの活動を支えるためにも、こうして支援することは当然のことです。
上記のサリナス空港とトラビス空軍基地では、パフォーマーフィーとしてお金をいただきました。こうして、欧米他各国では、エアショーパフォーマーはビジネスの一つとして成り立っています。
能登キャンパス航空祭でのパフォーマンスフライト
写真提供: maruda様
私と愛機Pitts S-2Sは、REDFOX Airshows - 2018 Japan Tourとして昨年日本に向かい、日本航空学園能登キャンパス航空祭と岡南飛行場まつりに参加しました。
能登キャンパス航空祭は、日本航空学園の「学園祭」です。イベント中のモーターグライダーや飛行機のフライトは、グライダー部の活動の一つとして行われましたが、先の一人$10の入場料のように、彼らの活動を支えるチケット販売があってもいいのではないか、と。
能登キャンパス航空祭での編隊飛行
写真提供: maruda様
後に行われた岡南飛行場まつりも、他の日本の航空イベントと同様に入場料は無料、パフォーマーは全員が無償でした。「パフォーマーはボランティアで、無償で行うもの。航空祭は無料で楽しめるもの」 これが常識となっている日本の航空文化は、明らかに改善が必要です。
岡南飛行場まつりにて
写真提供: Chikako Hirano様
飛行を楽しむ人々が年々減少している現状を見て、現在活動している日本のパフォーマー、室屋氏や内海氏、スーパーウィングスの皆さんが引退した後は、一体誰が民間パフォーマーとして飛行するのか、非常に興味深いものがあります。10年-20年後の航空イベントが、航空業界がどうなっていくのか、それは日本の皆さまにかかっています。
0 件のコメント:
コメントを投稿