2019年、第22回WGAC(World Glider Aerobatic Championship、世界滑空機曲技飛行選手権)そして第10回WAGAC(World Advanced Glider Aerobatic Championships、世界アドバンスド滑空機曲技飛行選手権)に、FAIジャッジである鐘尾みや子さんのアシスタントとして向かいました。場所はルーマニアのデヴァ。ルーマニアは初めてです。
22nd FAI WGAC / 10th FAI WAGAC https://wgac2019.ro/
フランクフルト国際空港
ルフトハンザ航空の飛行機がたくさん。
7月15日早朝、サンフランシスコ国際空港から出発。シカゴでフランクフルト行きに乗り換え、ルーマニアのティミショアラ空港へ。目的地のデヴァまでは車で向かい、合計でおよそ24時間の行程です。
ルーマニア ティミショアラ空港
目的地のデヴァは車で2時間ほど。レンタカーを借りて出発です。
デヴァ飛行場
数日前から練習が行われていて、参加者は準備が整った様子です。
今回もチーフジャッジとして参加のピックさん。
まずはジャッジセミナーでルールの見直しです。
開会式
「ダウンタウンに行けば判る」という言葉を信じて行って、少し遅刻してしまいました。
アドバンスド部門に参加の酒井隆選手。唯一の日本人参加者です。
左はFAIジャッジの鐘尾みや子さん。私のコーチでもあります。
そして、かわいらしい子がプラカードを持ってくれました。暑いのにありがとう!
開会式の後はパーティーです。酒井さん、ポーランドチームの皆さんと。
ビールでほろ酔いです。明日は競技1日目。皆さんおやすみなさい。
7月18日、0845。準備が整った様子です。競技開始です。
初日の最高気温は26℃程度でした。日傘のお陰で快適。
鐘尾さん、よろしくお願いします。
お昼休み。曳航機を見に行ってみました。
黄色い飛行機はポーランド製PZL-104「Wilga(ウィルガ)」。可愛らしい形で人気ですが、アンダーパワーで上昇力が低く、10分ほど「遊覧飛行を楽しむ」ことになるそうです。
ふむふむ。
遠くに見えるのは酒井さんです。おつかれさま!
ジャッジに配られるスコアシートには選手の番号のみが書かれ、名前はありません。どの競技者が飛行しているのか、判定に先入観が加わらないようにするための配慮です。
酒井さんはポーランドチームの機体、Swift S-1をシェアしています。リトラクタブルのランディングギアを装備した単座機で、これを超える性能を持つ機種はまだないと聞きます。初飛行は1991年、徐々に機数が少なくなり、機体の確保が難しくなってきているそうです。そろそろ新型機が登場してもいい頃ですが。
ドイツチームのキャンプサイト。
参加したい・・・。
開始前に一緒にルールを見直します。
採点したスコアシート。限られた時間内に、可能なだけコメントも書きます。
朝9時から夕方6時まで、お昼休みを除いてジャッジラインに居続けます。
時にはスイカやアイスの差し入れもあります。うれしいです。
飛行場の横には踏切があります。列車の数は1時間に1-2本ほどですが、列車の10分-20分前から警報が鳴り始めるので、まるで開かずの踏切です。鳴っているのに気づかなくなるほどにうるさいです。
線路はデコボコです。脱線しないか心配・・・。大丈夫かな?
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