2022年のUSナショナル エアロバティック チャンピオンシップス
南カリフォルニアでは9月と10月に2つの曲技飛行競技会が開催されます。9月1日から3日にレッドランズ飛行場で開催されるレッドランズ エアロバティック カップ、そして10月12日から14日までボレゴバレー飛行場で開催されるアクロフェストです。
2022年のUSナショナル エアロバティック チャンピオンシップス
さらに、9月24日から30日までカンザス州サライナでのUSナショナル エアロバティック チャンピオンシップスがあり、Team Japanの2人はこれらに出場し、トレーニングキャンプと組み合わせWAACに備える計画です。
Grove Aero Service @ CA州レッドランズ飛行場
まずは、同じくレッドランズの競技会に参加する晴美さんの飛行機の整備です。燃料タンク周りの整備と、エルロン スペードを調整してロール性能を向上させる試みです。競技会まであと数日。最高気温40℃+という暑さの中、作業をがんばりました。
「これがスパークプラグか・・・」 お手伝いありがとう!
暑いといっても、今年は比較的過ごしやすい夏です。例年は青空が続き、45℃を超えるCA州の夏ですが、今年はせいぜい40℃前後。ただ、雲が多い、曲技飛行の練習には悩まされる日が続きました。
シーリング3,000ft・・・ 待機が続きます。
ここレッドランズの練習空域はレッドランズ飛行場の北西約2マイルのところにあり、とても便利です。離陸して上昇、曲技飛行が可能な高度に達する前に練習空域に到着します。このAPA(Aerobatic Practice Areaの略)はFAAから許可を受けた空域で、使用は登録した者と航空機に限られます。練習空域の使用をご希望の方は事前に連絡ください。
離陸し、Right Downwind Depで出発して2 Miles、すぐに練習空域です。
エルロン スペードの調整と試験飛行を繰り返して・・・
グッド! だそうです。
2日間の練習の後、私と遠藤さん、晴美さんの3人はレッドランズ飛行場の曲飛行競技会に参加しました。しかし天候がよくありません。雲が2,500ft AGL辺りにあり、さらに雨雲が何度も通り過ぎ、待機が続きます。昨年は猛暑の中の競技会でしたが、今年は悪天候に悩まされました。
今回はVeloxで単独で競技に出場する晴美さん。ボックス内に雲がある中、高度をしっかりと管理して飛行しました。Veloxでの初競技飛行おめでとう!
そして雨。雨で競技が中止になるなど、CA州では初めてのことではないかと思います。 一同「おおー、雨だ!」
1日目はKnownを飛行したのみで終わってしまいました。どうやら明日も同じような天候になる予報ですので、2回目のFreeは削除し、Unknwonを飛行して競技成立とする計画です。
スポーツマン カテゴリに出場する、Great Lakes 2T-1AとPitts S-2C。
残念ながら、遠藤さんの愛機Extra 300は整備になり、今回は晴美さんのVeloxを使わせていただくことになりました。Extra 300とは飛行特性が大きく異なる飛行機ですが、限られた練習期間の中がんばりました。
いつも安定した飛行を見せるマイクさん。アドバンスト カテゴリでは強豪の一人です。この競技会ではアドバンスト カテゴリ1位でした。おめでとうございます。
競技中断です。隣のサンバナディーノ空港への貨物機が通過します。大型機がタイトにビジュアルアプローチをする様は迫力です。
今回の競技会のリザルトが発表されました。2人でワンツーフィニッシュを目指しましたが、それは叶いませんでした。
プライマリー カテゴリで3位に入賞の晴美さん。おめでとう!
少々残念な結果になった今回の競技会でした。WAACまであと1か月と少し。2人とも練習飛行に気合を入れます。明日からまたトレーニングキャンプです。
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