2017年10月12日木曜日

2017年 全米曲技飛行選手権 3


オシュコシュに来てから3日間、計5回の練習ができました。1回10分のスロットですから、計50分はボックス内で飛行できたことになりますが、まだ慣れることができません。ここオシュコシュでの競技飛行は、これまで飛んできたどこの場所よりも難しいように思えます。




9月23日。選手権の開会式の前に外で記念写真です。




はい、並んで並んで!




現在のIAC会報の編集者を務めるエバンさんが、去年に続いて選手権の写真撮影をしてくださいました。




80人以上の競技者が参加し、それに近いボランティアの方々が支えてくださいました。

写真はこちらからどうぞ。
2017 全米曲技飛行選手権 フォトギャラリー https://www.iac.org/gallery/2017-us-national-aerobatic-championships




まだ開館前のEAA博物館で開会式です。貸し切りです。






前CIVA(国際曲技飛行団体)プレジデント、現IACプレジデントのマイク・ヒューワーさんのスピーチ。素晴らしいリーダーシップを持つ方です。




午後、競技開始です。まずはアドバンスドカテゴリーから。








今年の全米選手権では、2018年度のWAAC(アドバンスドカテゴリーの世界選手権)のUSチームの選別を行うため、アドバンスドカテゴリーは多くの参加者でにぎわいました。上位8位までが参加する権利を受けます。がんばってください!




アドバンスドカテゴリーの競技飛行に比重が置かれ、アンリミテッドの競技飛行は2日後の25日からでした。しばらくのんびりしていましたが、ついに競技開始です。




2017 IAC アンリミテッドカテゴリー ノウン(規定演技)シークエンス




〈動画〉 20170925 アンリミテッドカテゴリー ノウンシークエンス

HZ(ハードゼロ: 指定された飛行を行っていないことを理由とする0点)のない飛行が目標でした。今の私にとって、精度を理由とする減点は仕方がありません。HZはありませんでしたが、失敗を恐れる、不安な様子がよく判る飛行です。




UNLの飛行を終えて。格納庫で横に並んだRob Holland氏のMXS-RH。




彼は2011年から連続して全米曲技飛行選手権のチャンピオンになりました。 今年も素晴らしい飛行を行っていました。7回連続優勝に向けてがんばってください。




翌26日は、アンリミテッドカテゴリーのフリー(自由演技)です。




フリーシークエンス

練習で苦手なフィギュアが見つかり、直前で変更を行いました。飛びやすいシークエンスに仕上げましたから、落ち着いて飛行すれば大丈夫です。




〈動画〉 20170926 アンリミテッドカテゴリー フリーシークエンス

28KTS+の西風。風下側に追いやられる飛行になってしまいました。位置を冷静に判断して、確実に修正して飛行すればこのような結果にはならなかったのですが・・・。HZは回避できたものの、ポジショニング(位置)は悪く、とても残念です。




夕方は最終日に行うフリーアンノウン(上位10人の競技者がフィギュアを提出し、それらを自由に組み合わせて作成したシークエンスを飛行する)で飛行するフィギュアの提出が行われました。




上位の競技者は、非常に複雑に組み合わせたフィギュアを提出し、相手の失敗を誘います。私は可能な限り低いK-Factor(難易度)のフィギュア(6番)にしました。それでも、10個のフィギュアのトータルKは493になりました。


これらをどう組み合わせるかが勝負の鍵です。1日かけて飛行しやすいシークエンスを作成します。

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