2019年8月31日土曜日

2019 WGAC / WAGAC 2


天気が安定しているため、競技飛行は順調に進んでいます。前線やサンダーストームなどで待機し、競技飛行を消化するために早朝から日没間際まで居続けることも珍しくないのですが。

今後も天気予報は晴れマークが続いているため、7月22日は午後からお休みをいただきました。




車で約30分、フネドアラ城に来ました。





完成は1446年。コルヴィン城、フヒャディ城とも呼ばれているそうです。ルネッサンス ゴシック調の建築だそうですが、ルーマニアらしい不思議な雰囲気です。




礼拝堂




「よくここまで来たわね」
・・・のようなセリフが頭に浮かびました。でも鐘尾さんです。




城内には足を踏み外しそうな場所がいくつもあります。
皆さん気を付けて・・・。







「城主は`二人の奴隷に『井戸を掘り終えたら解放する』と約束し、十何年後に完成させたものの、彼らはそのまま殺されてしまった。これがその井戸です。」

・・・など、悲しい歴史が多いところでした。でも楽しかったです。




翌日は地元の方々によるルーマニア パーティーでした。郷土料理とお酒がふるまわれ、フォークダンスが披露されました。音楽は世界を繋ぐ。すてきです。




ポーランドチームの皆さんと。 




美しい!




7月24日。やはり競技が順調に進み、今日は1日お休みをいただきました。車で2時間ほどのクルジュナポカというところに、日本食があるそうです。そろそろご飯が食べたいです。




ショッピングモールの中に回転寿司がありました。種類は少ないですが、立派な寿司です。たくさん食べてしまいました。




ヨーロッパに多いラウンドアバウト、円形交差点。運転しながら表示を見るのは至難の業・・・。酒井さんの案内がなければ、私一人では無理でした。怖かったでしょうね。ありがとうございました。




ルーマニアで多く見かけるアパート。非対称な、不規則な造りが面白いです。




Assumption Cathedral
日本語訳は不明です。美しい教会でした。




さあそろそろ帰りましょう。距離は170㎞程度ですが、いくつか市街地を通るため時間がかかります。ルーマニアはあまり西側資本が入っておらず、高速道路も少なく、とても素朴な国です。




7月26日、今日は午後早くに終わりました。デヴァ市内、山の上に見える廃墟の要塞に行きます。




Cetatea Devei

ロープウェイは終了してしまったので、がんばって登りました。







写真中央の右側が飛行場です。

ジャッジ活動をしていると空を飛ぶことがないため、空からの景色が判りません。なるほど、こんな感じなのですね。それにしても、風が心地よい。




7月27日、エアショーと閉会式です。

UnlimitedとAdvanced、各カテゴリー6回の飛行が行われました。真冬のような寒さの中、競技開始を待ち続けたり(フィンランド)、暑さ、ハチ、雷雲に耐えながらジャッジしたり(チェコ)、いろいろなことがありましたが、今回は本当に天候に恵まれ、安定して競技が進みました。







ロシア製(?)ヘリコプター、3機編隊の演技。迫力!




〈動画〉 White Wingsによるグライダー2機編隊のフォーメーションアクロ
BreakしてRejoin、そして並んで着陸・・・。感動しました。




Extra 5機のフォーメーションアクロ。ルーマニアは日本より規模の小さな国ですが、航空文化に大きな差があります。高い技術を持つ飛行士がこれほどまでに多いとは思いませんでした。感服です。




アドバンスドカテゴリーの優勝はポーランドのパトリシアさん。女性が世界選手権でチャンピオンになるのは初めてのことだそうです。おめでとうございます!




アンリミテッドカテゴリーの優勝はハンガリーのトスさん。ハンガリー航空で旅客機の機長をしながら競技に参加しています。何度目の優勝でしょうか。おめでとうございます。




皆さん、帰り道もお気をつけて。またお会いしましょう。






こうしてジャッジラインで競技者の方々の飛行を見ていると、私も競技に参加したくなってしまいます。私ならこう飛んでみたい。こうしたらもっときれいに飛べるのではないか?と。




ありがとう、ルーマニア!
フランクフルトまで鐘尾さんとご一緒です。



実は、数年前にWGAC(またはWAGAC)に参加を考えたものの、Power(飛行機)とGlider(滑空機)の曲技飛行に大きな壁を感じ、参加を諦めてしまったことがあります。すぐに参加ができるわけではありませんが、まず訓練から始めてみようか・・・。私には本当に無理なことなのか。ひょっとしたら、練習次第で克服もできるのではないか。

この冬、初心に返って訓練に行ってみます。




2019 WGAC / WAGAC 1




2019年、第22回WGAC(World Glider Aerobatic Championship、世界滑空機曲技飛行選手権)そして第10回WAGAC(World Advanced Glider Aerobatic Championships、世界アドバンスド滑空機曲技飛行選手権)に、FAIジャッジである鐘尾みや子さんのアシスタントとして向かいました。場所はルーマニアのデヴァ。ルーマニアは初めてです。



22nd FAI WGAC / 10th FAI WAGAC https://wgac2019.ro/




フランクフルト国際空港

ルフトハンザ航空の飛行機がたくさん。



7月15日早朝、サンフランシスコ国際空港から出発。シカゴでフランクフルト行きに乗り換え、ルーマニアのティミショアラ空港へ。目的地のデヴァまでは車で向かい、合計でおよそ24時間の行程です。




ルーマニア ティミショアラ空港

目的地のデヴァは車で2時間ほど。レンタカーを借りて出発です。




デヴァ飛行場




数日前から練習が行われていて、参加者は準備が整った様子です。




今回もチーフジャッジとして参加のピックさん。
まずはジャッジセミナーでルールの見直しです。




開会式 

「ダウンタウンに行けば判る」という言葉を信じて行って、少し遅刻してしまいました。




アドバンスド部門に参加の酒井隆選手。唯一の日本人参加者です。
左はFAIジャッジの鐘尾みや子さん。私のコーチでもあります。

そして、かわいらしい子がプラカードを持ってくれました。暑いのにありがとう!




開会式の後はパーティーです。酒井さん、ポーランドチームの皆さんと。




ビールでほろ酔いです。明日は競技1日目。皆さんおやすみなさい。




7月18日、0845。準備が整った様子です。競技開始です。




初日の最高気温は26℃程度でした。日傘のお陰で快適。
鐘尾さん、よろしくお願いします。




お昼休み。曳航機を見に行ってみました。

黄色い飛行機はポーランド製PZL-104「Wilga(ウィルガ)」。可愛らしい形で人気ですが、アンダーパワーで上昇力が低く、10分ほど「遊覧飛行を楽しむ」ことになるそうです。







ふむふむ。




 遠くに見えるのは酒井さんです。おつかれさま!

ジャッジに配られるスコアシートには選手の番号のみが書かれ、名前はありません。どの競技者が飛行しているのか、判定に先入観が加わらないようにするための配慮です。




酒井さんはポーランドチームの機体、Swift S-1をシェアしています。リトラクタブルのランディングギアを装備した単座機で、これを超える性能を持つ機種はまだないと聞きます。初飛行は1991年、徐々に機数が少なくなり、機体の確保が難しくなってきているそうです。そろそろ新型機が登場してもいい頃ですが。




ドイツチームのキャンプサイト。
参加したい・・・。




開始前に一緒にルールを見直します。




採点したスコアシート。限られた時間内に、可能なだけコメントも書きます。




朝9時から夕方6時まで、お昼休みを除いてジャッジラインに居続けます。
時にはスイカやアイスの差し入れもあります。うれしいです。




飛行場の横には踏切があります。列車の数は1時間に1-2本ほどですが、列車の10分-20分前から警報が鳴り始めるので、まるで開かずの踏切です。鳴っているのに気づかなくなるほどにうるさいです。




線路はデコボコです。脱線しないか心配・・・。大丈夫かな?