2014年9月27日土曜日

君はどこまで行ける?




ボスのAir Showの合間に少し暇をいただくことができました。この後は1月ほど部屋を空けることになるので、部屋のことを片付けてしまいます。どうやら、格納庫と飛行機の掃除と、練習飛行もできそうです。




〈動画〉来年の4‐minute Freestyleに向けて

PVの作成用にカメラを増設しました。恥ずかしながら、操縦席を前から撮影を。80%ほどの出力で飛行してみましたが、所々にまだ余裕が見られます。・・・Pitts S-2S、君はどこまで行ける?




秋分を過ぎたものの、夏時間のためにまだ日が長いです。Stumpjunperに乗って、お気に入りのフィールドへ。




いまいち季節感のないここCA州も、一休みすれば、涼しさに秋の訪れを感じます。次に帰るころはもう冬時間。ナイトライドが楽しい季節です。




「明日は6時に集合。遅れるな!」との指令を受けました。Team OracleはSan Carlos空港で行われるイベントに向かいます。賑やかな日々になりそうで楽しみです。皆様も、どうぞよい一週間を。

2014年9月24日水曜日

Hillsboroでの週末




シアトルの次は、OR州Hillsboro空港でのOregon International Air Showです。Air Show直前までTVインタビューやAerobatic Rideがあり、そして夕方は整備と、忙しい日程でした。




Hot RampにはAir Showに参加する飛行機が揃いました。




今回の一番人気、カナダ空軍のデモチーム、Snowbirds。9機からなる編隊飛行は、技術的にもエンターテイメント的にも、Blue AngelsやThunderbirdsに勝ると言われます。




Vicky BenzingさんのStearman。曲技飛行競技会では常連の方でしたが、最近はAir RaceやAir Showで忙しく飛行しています。




アメリカ海兵隊所属のAV-8B Harrier。空中での静止状態から上昇飛行に移行する機動は初めて見ました。




ビーフジャーキーのJack Link'sがスポンサーの、Jet WACO「Screamin' Sasquatch」(左)とExtra 300L(http://www.johnklattairshows.com/)。




アメリカ陸軍のパラシュート チーム「Golden Knights」と、サークリングするSean D. Tucker。




離陸していくJet WACO「Screamin' Sasquatch」。通常のWACOのVneをはるかに超える速度で上昇していきます。




Redline Aerobatics(http://redlineaerobatics.com/)のPitts S-2B。カナダ空軍所属のBrentさんが飛行を行いました。BrentさんはSnowbirdsの教官も勤めています。




「すごい飛行機だな!」

サポートにいらしたWadeさん(右)は、元カナダ空軍のパイロットで、CP-140 Aurora(P-3Cのカナダ空軍型)などの大型機で飛行していたそうです。
(写真提供: Kaiさん)




Formation Aerobaticsを行うF-86。




さて、そろそろTeam Oracleのリボンカットの準備です。今回の参加者の皆さんに説明を行います。後はRV6機によるFormation Aerobatics。




飛行を終えたBrentさんがご挨拶。Pittsの飛行する姿は美しい!




もうすぐ滑走路まで移動します。




リボンを取り付けたポールを所定の位置へ。








準備ができました。全体の位置合わせも大丈夫です。




まずはリボンの下をくぐります。










Micro Loop!




そして、リボンカット。3つ目は背面で。




最後は低空低速でのPhoto Pass。
「イヤー、ベイビー!」(by Sean D. Tucker)




Air Showの最後はSnowbirdsの展示飛行です。飛行機の片付けがまだ途中でしたが、どうしても見ておきたくて、お願いして抜けさせてもらいました。




「Snowbirds Flight, Check in!」、「2!」、「3!」、「4!」、「5!」、「6!」、「7!」、「8!」、「9!」。

・・・すごい!!










9機の密集編隊で機動を行いながら、常に機数や形を変えて飛行しています。








着陸後も、一糸乱れずにTaxiingしていくSnowbirds。感動です。


Snowbirdsが使用する機体はCT-114 Tutorは、訓練機や地上攻撃機として使用されているようですが、編隊飛行中は出力不足を感じることも多く、このような飛行を行うにはとても難しいとおっしゃっていました。しかし、技術と工夫、そして日々の訓練で、これほどまでにも素晴らしい飛行ができるという言葉に、彼らのプロフェッショナルな姿勢に本当に感動させられました。

私も、飛行中につい「パワーが足りない」と感じ、その不満を口に出してしまうことがあります。確かに、パワーがあれば不満は少なくなり、問題も簡単に解決できますが、しかしパワーが十分になることは永遠にありません。Snowbirdsの飛行士たちに習い、自身の飛行と飛行技術をもう一度見つめてみようと思います。

2014年9月20日土曜日

シアトルの空へ


9月。Team Oracleの手伝いに借り出されることになりました。目的地はWA州シアトルです。予報通りなら、途中の燃料補給が1回で行ける計画です。




今回はSeanがChallenger III、私はExtra 300Lで飛行します。視界のよい、ストレスのない機体ですから、気楽な旅になりそうです。




San Franciscoの東側を飛行、懐かしいLivermoreの町が見えてきました。




Livermore空港と、住んでいたアパートや家が見えました。




予報通り、GS(対地速度)が十分で、計画した飛行で行けそうです。一安心して記念撮影。




山火事で、消防飛行機が忙しく飛行していました。KMFR、OR州Medford空港。




OR州Portland上空




Mount Rainier(レーニア山)の横目に見て飛行。もうシアトルです。




水上飛行機がたくさん飛んでいました。




Seattleの空域を避けて飛行。




目的地のKBFI、Boeing Field空港に到着です。




滑走路の向こう側にBoeingの工場が見えます。ただ、実際の生産ラインはこれより北のEverett空港と隣のRenton空港が主で、この空港はテストが主だそうです。色々な塗装を施された旅客機が見えてうれしいです。




翌朝からは、お客と一緒に空撮&遊覧飛行です。




パーティーの準備も進んでいます。




Piper Senecaの飛行前のブリーフィング。準備ができたら出発です。










お越しいただいてありがとうございました。




私もSenecaに同乗させていただきました。 




Sean D. Tuckerによる派手な飛行は素晴らしいです。




3日間の飛行を終えて。天気が安定していて助かりました。




明日はOR州のHillsboro空港に出発です。週末のOregon International Air Show(http://oregonairshow.com/)の準備に入ります。