2013年4月4日木曜日

春風にのって

Redlandsに到着しました。
途中ではLA名物の渋滞に巻き込まれましたが、ほぼ予定通りの時間に到着です。
普段、歩きor自転車の私にとって、渋滞は疲れます。


渋滞中。私の車は冷房がありません。
渋滞になるととても暑いです。



Redlands空港上空4,600ft MSL

Engineの整備をした後ですので、曲技飛行訓練の前に、Break-in(慣らし運転)を行います。
Redlands上空3,000ft AGL。
75%程度の負荷をかけて、1時間ほど飛行します。



離陸後、Oil Temperature Gauge(右下計器の下側)は190度Fを示していました。
その後、徐々に上がり、30分後には最高208度Fまで上がりました。
この温度が下がり、Engine Oilの消費が減れば、Break-inは完了です。



一日が終わり、爽やかな風が通り過ぎます。

今日は2時間のBreak-inの飛行を終えることができました。
昨年12月に開校したJapan Aerobatic Academy in RedlandsのPitts S-2Bの仕上がりは上々です。
訓練に、見学に、どうぞお立ち寄りください。

2 件のコメント:

CFI-JAPAN さんのコメント...

春風に乗って、Redlandsですか。 アメリカの生活は日本とは違う。年齢の差かな、アメリカに住んでいる時は、その位の距離は問題無かったけど、今は5マイル以上の移動には「決心」が必要です。

"Japan Aerobatic Academy in Redland"が開校と。N-345DWが最初の所有機?

今後は高木さんもRedlandsに行くんですか? 引っ越し? 日本から見ると大きな差は無いのですが、LVKからは通勤できる距離とは言いがたい。

それにBreak-inってオイルの温度を見るんですね。 時間と消費量だと思ってました。 Cessnaでは、温度なんか気にしてませんでしたが、110-160馬力のLycomingでも温度は変化するのでしょうか? 聞けば合理的!と思うのですが、誰も教えてくれなかった。。。

Yuichi Takagi さんのコメント...

CFI-Japanさん
さすがにRedlandsまでの通勤は無理ですね。
曲技仲間の白鳥さんがいずれ曲技教官として活動を開始しますので、それまではお手伝いに伺うことになっています。

Break-inの目安にはいろいろありますが、何時間までという基準、そしてEngine Oil消費量が安定するまでというのが一般的です。

Break-in中はPiston Ringsの隙間があるため、Engine Oilの消費量が多くなります。
また同様の理由で、排気がPiston RingsからCrank Caseに抜け、このBlow-by GasのためにOil Sumpの油温も上昇する傾向があります。
5時間の飛行後、油温も安定して、最初は208度Fだったものが、190度Fにまで下がりました。
もう大丈夫です。