9月。今週は曲技飛行仲間の飯島さんがいらっしゃいました。夏休みを調整して来ていただきましたが、せっかくの休暇をKing Cityに来ていただけるとは、本当に嬉しく、ただただ感謝です。
飯島さんの当初の希望は、練習しているSportsman CategoryのKnown Sequenceの精度を上げたいということでした。しかし、それはお一人でもできることですし、ここはあえて、一つ上のIntermediateの練習をしてはどうか?とお誘いしました。
私もSportsmanから始めて、一つ一つCategoryを上に登ってきました。新しいManeuverが現れたり、Figureが複雑な組み合わせになったり、一つ上のCategoryに上がるのは非常に多くの練習が必要です。
でも、不思議なことに、一度上のCategoryに上がると、それまで飛行していたものがとても簡素な、易しいものに見えてきます。こうなれば効果は十分にあり、今まで見えなかったもの、感じることができなかったもの、それらを捕らえることが容易になって、総合的な飛行技術は向上したと言えます。
左、右、左・・・
IntermediateではVertical Upでの1/4 Rollが加わります。Elevator側を動かさずに、Aileronのみを動かせるよう、地上で繰り返し練習します。あと100回がんばってください。
Snap Rollができた!
私も、教官から「すぐにできると思うな。少なくとも500回は練習しろ。」と言われました。Pitts S-2BはSnap Rollが難しいという評判があります。確かにExtraなどに比べると難易度は高いと思いますが、飛行機の性能に頼らずにSnap Rollを行う技術を得られる、いい飛行機だと思います。
Skydive Monterey Bay
曲技飛行ではParachuteを身に着けることが定められていますが、Sky Divingの経験の有無で緊急時の対処は大きく変わります。では、今回の滞在中に、せめてインストラクターとのTandem Jumpを経験してみましょう。
Skydive Monterey Bay http://www.skydivemontereybay.com/
私もここで初めてのSky Divingを経験しました。曲技飛行は最もエキサイティングなSky Sportsと思っていましたが、それは大きな間違いでした。15,000ft上空から真下を見たときの驚きと恐怖は今でも覚えています。
待ちきれない様子です。
こちらでKing Airのパイロットをされているデイブさん。彼もPitts S-2Sを所有する曲技飛行競技者です。本業が忙しくて、競技になかなか参加できないことが悩みです。
担当のブライアンさんがHarnessの取り付けを手伝います。いつも思うことですが、彼らSky Diverは背筋が伸びて魅力的です。私は子供の頃、「男は上を向いて歩け」と父親に叱られたものですが、今でも治りません。
機体から飛び出す際の練習。
第一陣が出発です。行ってらっしゃい!
Parachuteが開きました!
続々と降りてきます。
もうすぐですね! ・・・おや?
私も一緒にKing Airに搭乗したので写真は撮れませんでしたが、もちろん飯島さんも初Sky Divingを行いました。勇気を出してがんばりました。
Yes!
Vertical RollにSnap Roll、最終的にはIntermediateのKnown Sequenceも飛べるようになりました。私が思うに、PowerのIntermediateを飛行する日本人女性競技者はいらっしゃいませんから、飯島さんが初めてではないでしょうか。競技に出場するにはもっと練習が必要ですが、誰でも最初は初心者です。日本でも練習を楽しんでください。応援しております。
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