2014年1月10日金曜日

Break-in Flight




年末から続いていた、職場のExtra 300Lのエンジン交換作業が完了しました。いつもは飛行場と訓練空域を行き来するだけですが、今回はBreak-in Flight(エンジンの慣らし運転飛行)として、少し足を伸ばしてみます。



King City全景。
高度5,500ft MSLから。




King City、南側から撮影。
雨がまったく降らないので、草も枯れ果ててしまいました。
この冬は120年ぶりの少雨だそうです。




高度4,500ft MSL、吸気圧力25 in-Hg、回転数2,500 RPM、燃料消費量20 Gallons/Hour。Break-in Flightはおよそ75%の出力でエンジンを運転し、金属部をなじませる作業です。自動車では軽い負荷で慣らし運転を行いますが、航空機用エンジンでは比較的高出力で す。




エンジンの運転は快調です。退屈になったので、東へ西へと飛行を繰り返す中、King City周辺の飛行場を撮影してみました。




King City空港周辺の航空図。
King City空港の正式名称はMesa Del Reyですが、誰もがKing Cityと呼称します。




King Cityの隣町、Greenfieldの北東にあるプライベートの飛行場、Metz。
最近の航空図からは消えてしまいましたが、まだ使用可能のようです。




Greenfieldの南側にあるプライベート飛行場、Clark。




King Cityの東、San Ardoのプライベート飛行場。

航空図にはSan Ardoの町の北西側しか掲載していませんが、南東側(写真右下)にも「X」(使用不可)表示の滑走路があります。他にもたくさんの滑走路があるそうです。緊急時に使えるよう、できるだけ把握しておきたいものです。





2日間で10時間飛行しました。再確認したところ、問題は見られず、無事にBreak-inは終了です。N771TAは明日から再び訓練飛行に配属されました。

2 件のコメント:

CFI-JAPAN さんのコメント...

120年ぶりの少雨ですか。確かに写真を見ると初夏の様な風景ですね。暖かくて羨ましい。今朝は49ERSの試合を見ようと朝の3時からTVを見てましたが、寒さのあまり、試合後3時間は震えがとませんでした。でも、先週は東の方は-40度って気温でしょ?カルホルニアの気候は死ぬまで忘れられんです。

フライトは楽しかったですか? Approach Pathは鮮やかでしたか? 「Appraoch Pathが霞んで」と読んで、色々な事を忘れてると思いました。Pathを見ると言う感じで着陸を行っていた訳では無いのですが、記憶やテクニックが抜け落ちてるんだなと感じました。

そうそう、

ひさびさにChartをみてて思ったのですが、King Cityの南西にあるMOAとRestricted AreaってHOTになる事ってあるんですか? 当時から気になってます。

Yuichi Takagi さんのコメント...

上田さん

朝は寒いのですが、昼間は20度Cくらいまで上がります。上着を脱いでいかないと耐えられなくなるほどです。雨はまったく降る気配がありません。今日も清清しいほどに青空です。

MOAとRestricted Areaは上空から見えますが、そこでは何をしているのでしょうね?射撃訓練をしているのかもしれませんが、いつも平和な景色が広がっています。