2015年11月24日火曜日

San Jose行き 直行バスが開通!




ここKing Cityに住んでいて悩むことの一つに、San FranciscoやSan Joseなどの空港へどうやって行くか、そしてどう帰るかがありました。

公共交通機関はMST、Monterey Salinas Transit(http://mst.org/)のローカルバスのみで、これでSan Joseまで行くと数回の乗り継ぎで6時間以上かかり、実用的ではありません。空港直行のシャトルバスもありますが、どういう訳かバス停が人里離れたところにあり、片道$35という金額の割に不便です。空港近くの駐車場に一日約$8‐10で保管するという方法も、長期では駐車料金が気になります。

そんな悩みもこのバスで解決です。最近、King CityとSan Joseの直通バス、Line 86が開通しました。


Monterey Salinas Transit: http://mst.org/




Line 86のバス。San Jose国際空港のUSO事務所前がバス停です。






高速バスのようなトイレはありませんが、乗り心地もよく、快適です。 






Line 86の時刻表のダウンロードはこちらから。


週日は、King City発が早朝4時38分、San Jose空港着が午前7時27分の1便と、帰りはSan Jose空港発が午後7時25分、King City着が午後10時15分の1便のみ。少ない本数では利用にも制限がありますが、私には大変嬉しいサービスです。

ただ、私が乗ったときは乗客が私の他一人、その他の日も多くて10人程度と、利用者がとても少ないことが気になります。来年の夏、またポーランドへ向かう予定ですので、この先も続いて欲しいと思います。King Cityにお越しの皆様も、ぜひどうぞ。





検索していたら、MSTバスのペーパークラフトを発見しました。飛行機や乗用車などと違い、基本形が四角ですから、私でも簡単に作れそうです。写真用の紙を用意して、試してみよう!


Paper Bus Connection: http://www.paperbuses.com/

2015年11月22日日曜日

C-152で空の散歩に



今日は職場のCessna 152のフェリーフライトを言い渡されました。職場の…と言っても、Young Eagles向けに使われる飛行機で、こちらTutima Academyで訓練に使われているものではありません。ボスがSalinas-King City間の移動に飛行機を使うため、時折飛行機が入れ替わって置かれてしまいます。




このC-152は1978年製。総飛行時間は分かりませんが、外部も内装も、Engine、Propeller、全てに渡って新品同様に仕上げられています。普段見かける30年古のCessna各種はかなり疲れて見えますが、新品の時はこうだったのかと、少し驚かされます。




機内はどこまでも新機と同じ状態です。




汚れ一つ見られません。




レバーもスイッチも、動作はとても滑らかです。




最大出力110HPのLycoming O-235はとてもゆったりとした時間を与えてくれます。まるで、空を飛ぶスクーター。300HP級の曲技飛行機と違い、余計な緊張もなく、のんびりと飛行を楽しめました。




デジタル式の温度計。所々に新しい装備も見られます。


向かい風のため、GS(対地速度)は68KTS。King City空港からSalinas空港まで、42分かかりました。急ぐ必要はありません。いつかのんびりとアメリカ大陸一周の旅に出かけたいと思いました。

2015年11月15日日曜日

2015 オラクル オープン ワールド



今年のオラクル オープン ワールドは10月下旬に行われました。昨年同様に、我々もSan Carlos空港で曲技飛行のファンライドを行います。



もうすぐ霧も晴れそうです。準備はできました。




一度太陽が出ると、辺りは一面青空です。




どうぞ楽しい飛行を!




T-6もライドに参加します。2600ft(約792m)の滑走路はT-6には少し大変そうでした。




Pilatus PC-12が忙しく飛行しています。旅客輸送を行っているようです。


以下の写真は、イベントに来ていただいたEmmanuelさんから頂きました。撮影ありがとうございました。



写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏



ファンライドは好評でした。皆さん、またお会いしましょう。
それではKing Cityに帰りましょう。日没も近いですから急ぎます。



Let's go home. Yuichi has the lead.









一つのイベントが終わり、ほっと一息。来週はまたTeam OracleのFerry Flightです。天気が悪く、少し時間がかかるかもしれませんが、私にとってはいい稼ぎになり大歓迎です。それではお休みなさい。

2015年11月13日金曜日

Pitts S-2S 整備作業 1



来年の飛行に向けて、Pitts S-2Sの整備作業を続けています。

一年の間、この飛行機の飛行可能な期間と格納庫で作業している期間はほぼ同じ。
「いじってばかりいないで、もっと飛ぶべきだ」などと注意をされますが、飛行性能や信頼性の向上のためにも、改修作業は欠かせません。

目の前の項目を一つ一つこなして行こうと思います。



CylinderのCompression Checkは合格です。昨年と数値は変わらず、元気なままです。




前回の改修作業で作成した計器盤にはとても満足です。後部燃料タンクの容量も増加する計画ですが、これは後回しにして、まずは飛べるように仕上げます。




Horizontal Stabilizer(水平安定板)とElevator(昇降舵)を取り外し、今回の主な作業である、胴体部のFabricの張替え作業を始めます。




勇気を出して、切り取ります。完成してから12年経った飛行機というのに、Fabricを開けるとまだ溶剤の匂いが残っています。強度も張りも十分でまだ使えそうですが、内部の検査や部品交換も必要です。作業続行です。




これでも掃除をしていたのですが、裏側にはごみの堆積とひどい汚れが見られます。やはり、胴体後部の開口部は必要でしょう。アイデアを練るのは楽しいものです。




さて、ここからが大変です。Fabricの接着剤や塗料を取り除きます。5㎝-10㎝単位で、根気よく、時間をかけて進めます。同時に構造部分の検査をします。

早速問題個所が見つかりました。よかったです。




新たなRudder(方向舵)のデザインを考察中。できるだけOriginalの形状を守りながら、Rudder Authorityを向上させたいと思います。多くの方からアイデアをいただきました。助かります。




今日は雨雲が何度も通り過ぎました。山間部の降水量はどうだったでしょうか。早く水不足が解消して欲しいものです。




不思議なことに、日が沈むとお腹が空いてきます。今夜は昨日作ったカレーです。今日はこれで帰ります。