2022年12月31日土曜日

令和五年 元旦 あけましておめでとうございます


本年も皆さまにとって幸多い年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

     令和五年 元旦

 

Wishing you a happy new year

     January 1st, 2023

2022年12月23日金曜日

2022 US National Aerobatic Championships 8

翌10月8日(土)。お世話になった方々に挨拶して、サライナを後にします。

Sonic (HN)さん、では行きましょうか。



この日は、ニューメキシコ州からテキサス州にかけて天候が悪化、MVMCとなっていたため、帰りはワイオミング州とユタ州経由で山岳部を超えました。遠回りに見えますが、1レグ増えるだけで、また新たなルートの開拓として有益でしょう。



Staggered Takeoffで離陸。



「2 is in!」 by Sonic (HN)さん




ありがとう、サライナ。また来年・・・




ネブラスカ州マクーク、マクーク ベン ネルソン飛行場(KMCK)



最初のレグは短めに、1時間30分程度の飛行に留めました。2機の飛行機は快調です。



ワイオミング州ララミー上空。80号線を下に見ながら、西へ。


こうして大地を眺めていると、昔を思い出します。

2001年秋。Sep 11thの影響を受け、NY州立大学の飛行訓練センターの職がなくなり。「春までアクロバットを学んで。そして、憧れのアラスカに行こう!」と、私はこの80号線を西に、カリフォルニア州に向かったのでした。



あれから21年・・・いろいろなことがありました。これからもたくさんの出会いがあることでしょう。



ユタ州バーナル、バーナル地方飛行場(KVEL)

今日はここで一泊です。



地平線まで続く空。



〈動画〉Overhead APP RWY 17 @KVEL



!?


危ないところでした。除雪作業を考慮して、この飛行場のタイダウン フックは穴の中にあります。直径8 inchの車輪を装備するPiper CubやSuper Decathlonでは問題ないでしょうが、4 inや6 in程度の、比較的小さな車輪を装備する曲技飛行機では、車輪を破損する危険があります。どうぞご注意を。



今夜はSonic (HN)さんとタイ料理店へ。いただきます。



おはようございます。今日はユタ州からアリゾナ州とネバダ州を通り、家に帰ります。



紅葉の中、オートバイでツーリング。すてきです。よい旅を!




ワイルドウェストな景色が広がる、ユタ州ティースデール。



アリゾナ州コロラドシティー、コロラドシティー市営飛行場(KAZC)



ネバダ州ジーン、ジーン飛行場(07L)

来年ここで、15th World Advanced Aerobatic Championshipsが開かれます。私はTeam Japanとして出場予定で、現在のところ他1名が出場を計画しています。参加希望の方がいらっしゃいましたらぜひ連絡をください。そして、Team Japanの応援をよろしくお願いします。


WAAC 2023   https://www.waac2023.com/



カリフォルニア州ダゲット、バーストウ ダゲット飛行場(KDAG)



練習期間からご一緒くださったSonic (HN)さんとはここでお別れです。ジョンウェイン空港までお気をつけて。そして、また来年一緒に飛びましょう!




2023 US National Aerobatic Championshipsは、2023年9月21日(木)から30日(土)まで、場所は同じくKS州サライナで開催される予定です。


競技に参加した皆さま、おめでとうございます。

オフィシャルの皆さま、開催にご尽力いただき、ありがとうございました。

サポートしてくださった皆さま、お忙しい中ありがとうございました。


また来年、現地でお会いすることを楽しみにしております。

2022年12月11日日曜日

2022 US National Aerobatic Championships 7

ポジショニングで難のあった先日のFree Unknownでしたが、では他にどんな組み合わせができたのでしょうか。X軸方向に距離を要するフィギュア1のHorizontal Eightを、別の場所にしたらどうでしょう?



フィギュア1のHorizontal Eightとフィギュア14のP-Loopを交換しました。または、Horizontal Eightをフィギュア6のRolling Turnの後に行ってもいいかもしれません。



シークエンス "D" 改良版。春に練習を兼ねて試します。





10月7日(金)。午前中に行われているAdvancedのFree Unknown 2の進行に遅れがでているようです。午後には雨が降り始める予報ですが、気になります。





今回の4-minの参加者は5人。ロブ ホーランド氏はUS Nationalsの4-minで、これまで連続10回の優勝をし、今回ももちろん優勝候補です。私はどこまで行けるでしょうか。



Smoke Oilの流量は約0.8Gal/min。4分間の演技に十分な量+予備として、4Gallonsを入れます。



昨日まで最高気温は20℃ほどの暖かい日が続いていましたが、今日は北風で、10℃にまで下がりました。






〈動画〉 暖気運転

では行ってきます!



〈Live Stream〉 US Nationals、4-min Freestyle

私の飛行は37分45秒あたりから。2022年最後の演技の開始です。


今回はエントリーを変えて、ダウンウィンドからダイブする方法にしました。しかし、目標物が時折雲に隠れ、ダイブ開始の場所が遅くなり、全てが左側のダウンウィンド側に偏る結果になりました。


エントリーに失敗し

ポジショニングが偏り

修正するための水平直線飛行が多くなり

残り時間も少なく、慌しい演技に終わった


私にとって、このためにUS Nationalsに来たと言っても過言ではない4-minute Freestyleでした。この演技は言葉にならないほどに残念です。



〈動画〉 4-min Freestyle、主翼からの映像

演技時間は4分2秒。最後のHarrier Flightを短くしたものの、制限時間を2秒オーバー。20点のペナルティです。



「あの飛行じゃ、きっと納得していないだろうな・・・」 by Sonic (HN)さん



観客の一家が落ち込む私を励ましてくれました。

ありがとうございます。



4-minute Freestyleの結果は4位でした。


いくつも見られる水平直線飛行、偏ったポジショニング、低い判定は当然でしょう。この結果を真摯に受け止め、来年は4-min Freestyleを変更してみます。


練習中も苦労していたこのエントリー方法でしたが、ではなぜそれを強行したのか、自身の判断が悔やまれます。修正する時間があるAirshowではまだよいとしても、ダイブからSnap Roll Downを繰り返す手法は、4-minでは失敗するリスクがあり、そして修正する時間はありません。


来年の4-min Freestyleはこうしてみようか・・・。そうか、このエントリーはあまり見たことがないな・・・。ここはこうしてみよう。きっと、インパクトがあるだろう。


夢が広がります。また来年、私はここに戻ります。

2022 US Nationa Aerobatic Championships 8へ

2022年12月3日土曜日

2022 US National Aerobatic Championships 6

10月5日(水)です。今日は我々UNLの競技飛行はありません。午後からのADV Free Unknown 1のボランティアに向かうのみですが、今回のADV競技者は24人。終了まで4時間+という長丁場です。



再びAssistant Chief Judgeです。Free Unknownでは、競技者はそれぞれ異なるシークエンスを飛行します。間違えないよう確認を繰り返します。



「NW Corner、聞こえますか?」 IAC LiveStreamの画像より



私とSonic (HN)さんが選択したシークエンス "D"、B用紙。空いた時間に見直しをします。



一休み、一休み。




私はFree Unknownの練習です。



おそらく、Figure 6のRolling Circleの練習中です。





ここでのRolling Circle(別名 Rolling Turn、Roller、など)はInvertedから1 Inside、1 Outside、1 InsideしてInvertedで終わります。よく見られるものはInvertedからOutsideとなる形ですが、今回はInsideから開始で、私には間違える可能性が大きい組み合わせです。何度も体で覚えます。



長い1日でした。また今夜、明日のFree Unknownの見直します。



おはようございます。10月6日(木)の朝です。今日の予定は・・・


0900時からブリーフィングです。0800時ごろ出向いて、飛行機の確認をしましょうか。



チーフジャッジのヘクター ラミレス氏による、UNL Free Unknownのブリーフィング。



私は9番目の出発です。そろそろスタンバイを・・・。





それではGNDにコンタクトして出発です。行ってきます。



〈Live Stream〉 UNL Free Unknown


私の飛行は9番目、動画の2:23:00からです。上に掲載したシークエンス DのB用紙を参考にどうぞ。



「次のコンペティターは・・・。ユイチ・・・タカジ・・・で合っているのか?」

「タカギだと思うよ。」

「今回のUNLで唯一のBi-planeだ。俺もBi-plane乗りだから、彼の飛行はとても楽しみだ。」

「彼はよくやっているよ。彼は現在UNLをBi-planeで飛行できる唯一の人間じゃないかな。」



精度など度外視の、粗い飛行で終わりましたが、何とかHZはなかったようです。ポジショニングを確認する余裕もなく、とにかくフィギュアを飛行するだけの演技でした。


反省点は・・・

Up Line上での4-point Rollでは、停止を確実に。フィギュア8とフィギュア14の4-pointで停止が見られず、HZの判定にならなかったのは幸運でした。

フィギュア2のSpinは北側のバウンダリを超えてしまい、アウト オブ ボックスになってしまいました。なるほど、Horizontal Eightのような横方向に大きくなるフィギュアを最初に設定したことはよい判断ではありませんでした。

フィギュアの開始は重要で、もしボックス外でフィギュアを開始すると、そのフィギュアは0点となります。私はそれを恐れて、フィギュア1をボックス内の中ほどに配置しましたが、結果フィギュア2とフィギュア3はジャッジラインから遠く離れる結果となりました。



〈動画〉 UNL Free Unknown


心配していたフィギュア6も無事にこなし、No HZと喜んでいた今回のFree Unknownでしたが、戻ってきたJudgeの方から、フィギュア1がHZだったと指摘されました。


え? まさか。そんなはずはない・・・。


いや、実はフィギュア1の飛行中に何か違和感があったのです。そして動画(2分00秒のところ)を確認すると、確かに4 of 2 point Rollのところで3 of 2 point Rollを行っていました。何という失態でしょう。

Free Unknownの得点は2,616.47、52.12%。総合の最終順位は9位、57.42%と、60%に届かず終わりました。残念ですが、自身の力を精一杯に出せた後の結果です。

UNLの総合優勝はロブ ホーランド氏。今回で11回目の優勝を獲得です。おめでとうございます。


明日は待望の4-min Freestyle。楽しみです。

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