2015年12月15日火曜日

2016 Happiness Is Delano 曲技飛行競技会へのお誘い




12月も半ばを過ぎ、来年の活動をいくつか計画中です。今回は、CA州Delano空港で行われるIAC Chapter 26主催の曲技飛行競技会、「Happiness Is Delano」の競技参加のお誘いです。

私は現地でSafety Pilotとして参加者の皆様とご一緒させていただきます。先着順で、最大3名まで募集します。



2016年のHappiness Is Delanoの正式な発表はまだされていませんが、日程は下記の通りです。

9月2日(金曜日) 参加登録、公式練習
9月3日(土曜日) 競技1日目
9月4日(日曜日) 競技2日目、表彰式及び晩餐会

競技参加費は毎年わずかに変動し、おそらく$200から$270の間になると予想されます。




Pitts S-2B

当校のS-2Bは後席にRudder Pedal Extensionを装着でき、身長に制限のある方でも負担の少ない飛行が行えます。2015年12月現在、機体使用料は$370/時、同乗飛行訓練料は$97/時です。






競技会の会場であるDelano空港への移動は、9月1日(木)または9月2日(金)とし、直前の5-7日ほどをTraining Campを行いたいと考えています。到着と出発はSan Jose国際空港(KSJC)が便利です。

参加ご希望の方は一緒にレンタカーに乗り合わせたり、先月のBlogでご紹介したバス(http://aerobaticchannel.blogspot.com/2015/11/san-jose.html)などをご利用してはどうでしょうか。






考えられる費用は、参加者ご本人の航空券代、レンタカー代、宿泊費、食費、前述の競技参加費、私の現地での宿泊費、事前訓練費、飛行機運搬費、現地での機体使用料、そして同乗訓練費などです。

参加申し込みには、$250のデポジット(予約金)をお願いします。下に、航空券や宿泊費などを除いた、訓練に関する項目を、3人の参加を想定してまとめてみましたので、参考までにどうぞ。



1. 事前訓練費(8月28日(日)から9月1日(木)までの5日間、King City空港で、1回30分の飛行を毎日2回行った場合。機体使用料$370/Hr、同乗訓練費$97/Hrとして請求。飛行前と飛行後のBriefing費$97/Hrは請求しません。)   $2,335.00

2. 飛行機運搬費(King CityーDelano、片道約1.0時間 X 2、3人での参加とし、機体使用料の$370/Hrのみ請求。)   $246.67

3. 現地での機体使用料(9月2日(金)の公式練習を30分の1回と、競技期間中に計3回の競技飛行を各18分行った場合。機体使用料$370/Hr、同乗訓練費用$97/Hrとして請求。)   $653.80

合計 $3,235.47 (訓練飛行の回数や飛行時間で金額は変動します。)






〈参加資格と参加条件〉
曲技飛行競技会事前訓練及び曲技飛行競技会の参加には、以下をご確認ください。

1. 以下のいずれかを証明する書類が必要です。IAC(International Aerobatic Club)の会員であること、USA以外の国の発行したSporting Licenseを保持していること、またはNAC(National Airsports Control、日本であればJAPAに相当?)の会員であること。

2. Recreational Pilot Certificateに該当する技能証明以上を保持していること。Safety Pilotが同乗するため、技能証明の発行国に関する規定はありません。

3. 技能証明の発行国の認める航空身体検査証明を保持していること。(例: JCAB発行の技能証明であれば、JCABの認める航空身体検査証明が必要です。)

4. 曲技飛行競技に向けた飛行訓練を修了していること、あるいは過去に曲技飛行競技の参加経験があること。

5. IACの定めた2016年度のコンテストルールを熟知していること。

6. 曲技飛行競技を安全に遂行する技量を保持していること。

7. 少なくとも事前訓練の1回と、現地でのAerobatic Boxでの練習飛行の1回を行えること。

8. デポジットの$250の入金を以って予約の完了とします。

9. 競技会の3ヶ月前、6月1日以降のキャンセルはデポジットを参加者の機体運搬費に充てさせていただきます。ただし、キャンセル後に新たに参加者が加わった場合や、参加者全員のキャンセルがあった場合は、入金されたデポジットは当校のアカウントに保管し、将来的な訓練飛行にご利用いただけます。






皆さまからの連絡をお待ちしています。どうぞお早めに!

2015年12月1日火曜日

秋の空



今年最後のTeam OracleのAir Showも終わり、Georgia州Peachtree CityからFerry Flightを行います。しかし、前線のために悪天候で出発できません。「慌てなくていいからな。安全第一で来いよ。」by Sean。おや、優しいこともあるのですね。そうですね、安全第一で。了解です。




愛機S-2Sの改造の参考に、待ち時間に写真を撮ります。なるほど、なるほど。




天候が若干回復しました。Ceilingは1000ft AGLですが、視界は良好。行きましょう。






雨雲を避けながら、先へ進みます。




余裕ができたので、記念撮影。




TX州の西部でようやく天候が回復しました。
では、「2、Request maneuver」




イヤー、ベイビー。(眠い・・・)
写真提供: Scott Steinerさん




大きな山を背景に、Senecaの写真を。




もう少し上かな?




壮大な景色ですが、私の腕ではいまいちな写りです。




もうすぐCA州です。




背面飛行は眠気解消の効果あり。
写真提供: Scott Steinerさん






年末、両親が初めての海外旅行に訪れます。こんな景色を見たら喜ぶことでしょう。




上空に旅客機!いいシャッター チャンスです!




残念。・・・キャノピー内の反射を防ぐ方法はないものでしょうか。



標高のため、TX州以降は8,500ー10,500ft MSLを飛行となりました。厚着をしたものの、寒くて震えながらの飛行でした。

天気も悪く、いつになったら帰れるのか?と思いましたが、最終日は4 legs、約8時間飛行し、4日間で終えることができました。11月になって日も短くなったはずですが、西向きの飛行で時間が稼げたようです。

今後、この飛行機は完全分解され、整備士総出でOverhaulとなります。皆さん、よろしくお願いします。

2015年11月22日日曜日

C-152で空の散歩に



今日は職場のCessna 152のフェリーフライトを言い渡されました。職場の…と言っても、Young Eagles向けに使われる飛行機で、こちらTutima Academyで訓練に使われているものではありません。ボスがSalinas-King City間の移動に飛行機を使うため、時折飛行機が入れ替わって置かれてしまいます。




このC-152は1978年製。総飛行時間は分かりませんが、外部も内装も、Engine、Propeller、全てに渡って新品同様に仕上げられています。普段見かける30年古のCessna各種はかなり疲れて見えますが、新品の時はこうだったのかと、少し驚かされます。




機内はどこまでも新機と同じ状態です。




汚れ一つ見られません。




レバーもスイッチも、動作はとても滑らかです。




最大出力110HPのLycoming O-235はとてもゆったりとした時間を与えてくれます。まるで、空を飛ぶスクーター。300HP級の曲技飛行機と違い、余計な緊張もなく、のんびりと飛行を楽しめました。




デジタル式の温度計。所々に新しい装備も見られます。


向かい風のため、GS(対地速度)は68KTS。King City空港からSalinas空港まで、42分かかりました。急ぐ必要はありません。いつかのんびりとアメリカ大陸一周の旅に出かけたいと思いました。

2015年11月15日日曜日

2015 オラクル オープン ワールド



今年のオラクル オープン ワールドは10月下旬に行われました。昨年同様に、我々もSan Carlos空港で曲技飛行のファンライドを行います。



もうすぐ霧も晴れそうです。準備はできました。




一度太陽が出ると、辺りは一面青空です。




どうぞ楽しい飛行を!




T-6もライドに参加します。2600ft(約792m)の滑走路はT-6には少し大変そうでした。




Pilatus PC-12が忙しく飛行しています。旅客輸送を行っているようです。


以下の写真は、イベントに来ていただいたEmmanuelさんから頂きました。撮影ありがとうございました。



写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏




写真提供: Emmanuel Canaan氏



ファンライドは好評でした。皆さん、またお会いしましょう。
それではKing Cityに帰りましょう。日没も近いですから急ぎます。



Let's go home. Yuichi has the lead.









一つのイベントが終わり、ほっと一息。来週はまたTeam OracleのFerry Flightです。天気が悪く、少し時間がかかるかもしれませんが、私にとってはいい稼ぎになり大歓迎です。それではお休みなさい。

2015年11月13日金曜日

Pitts S-2S 整備作業 1



来年の飛行に向けて、Pitts S-2Sの整備作業を続けています。

一年の間、この飛行機の飛行可能な期間と格納庫で作業している期間はほぼ同じ。
「いじってばかりいないで、もっと飛ぶべきだ」などと注意をされますが、飛行性能や信頼性の向上のためにも、改修作業は欠かせません。

目の前の項目を一つ一つこなして行こうと思います。



CylinderのCompression Checkは合格です。昨年と数値は変わらず、元気なままです。




前回の改修作業で作成した計器盤にはとても満足です。後部燃料タンクの容量も増加する計画ですが、これは後回しにして、まずは飛べるように仕上げます。




Horizontal Stabilizer(水平安定板)とElevator(昇降舵)を取り外し、今回の主な作業である、胴体部のFabricの張替え作業を始めます。




勇気を出して、切り取ります。完成してから12年経った飛行機というのに、Fabricを開けるとまだ溶剤の匂いが残っています。強度も張りも十分でまだ使えそうですが、内部の検査や部品交換も必要です。作業続行です。




これでも掃除をしていたのですが、裏側にはごみの堆積とひどい汚れが見られます。やはり、胴体後部の開口部は必要でしょう。アイデアを練るのは楽しいものです。




さて、ここからが大変です。Fabricの接着剤や塗料を取り除きます。5㎝-10㎝単位で、根気よく、時間をかけて進めます。同時に構造部分の検査をします。

早速問題個所が見つかりました。よかったです。




新たなRudder(方向舵)のデザインを考察中。できるだけOriginalの形状を守りながら、Rudder Authorityを向上させたいと思います。多くの方からアイデアをいただきました。助かります。




今日は雨雲が何度も通り過ぎました。山間部の降水量はどうだったでしょうか。早く水不足が解消して欲しいものです。




不思議なことに、日が沈むとお腹が空いてきます。今夜は昨日作ったカレーです。今日はこれで帰ります。