2014年6月23日月曜日

迷宮




先日公開した、Redfox Airshows サポートメンバーの募集について、続報です。

Internet上の売買で用いられるPayPalというシステムを使いましたが、どうやら支払いの手続きで問題が多いようです。アメリカのクレジットカードを行うのなら問題なく行えるようですが、日本で登録したクレジットカードを使うと、まずPayPalのアカウントの作成の時点で問題が発生するようです。



サポートメンバー加入の希望者の方によると・・・

・ 購入しようとすると、まず「PayPalのアカウントから支払う」と「PayPalのアカウントを作成する」の2つの選択があった。 PayPalのアカウントを持っていなかったので、PayPalのアカウントの作成から始めた。

・ アカウントを作成したところ、「パスワードが正しくありません」の表示が出た。数十分の時間をかけて問題を解決。

・ 所持するクレジットカードを使って購入しようとすると、「このクレジットカードは使用できません」という注意が。

・ その後、「PayPalを通さずに、ゲストとして支払う」という選択が現れた。
   (ならば、PayPalの登録で面倒な操作などさせずに、最初からゲストとして支払う選択があればいいのではないでしょうか?)

・ それではと、ゲストとして開始しようとすると、再び「PayPalのアカウントから支払う」と「Paypalのアカウントを作成する」の2つの選択が現れる。

・ 以下、繰り返し。



セキュリティーを維持した結果なのかは判りませんが、使えないのでは意味がありません。そして、インターネットでの購入に慣れていない一般の利用者に対して、あまりに不親切。以前にも、PayPalでの支払がうまくいかなかったという話は耳にしていましたが、それはこういうことだったのですね。

さて、今後この問題にどう対処するか。PayPalを使いこなしている方には問題はないのでしょうが、当方の銀行口座を公開して、そちらに送金をお願いしたいと思います。また、将来的には、PayPalを通さずに、VISAやMasterCardなどのクレジットカードから直接支払いができるようにできたらと思います。

出来るだけ早くWebsiteの更新を行いますが、2-3日お待ちください。




26日(木)から、WA州のEphrata空港の競技会です。必要となる地図3つ。




可能な限り山岳地は避け、町や道路の近くを通り、かつ直線的な経路を探します。時には標高の高い山岳地を飛行しなければならない状況もありますが、意識するのとしないのでは結果も異なります。




途中の燃料補給は2回。計算上は1回でも行けますが、希望する場所に空港がありません。






目的地のEphrata空港(KEPH)。隣のMoses Lake空港は、昔JALがB747の訓練を行っていたところですね?




Ephrata空港から西に目を移すと、そこはSeattleです。車で3時間くらいでしょうか。




北に行くと、そこはもうカナダ領。曲技飛行仲間の梶さんは最近カナダに引越しをしました。地図には載っていませんが、住んでいるところはあの辺りかな?




こちらは自転車のプロジェクト。外した部品を分解して、清掃して検査します。Frame本体は塗装に出して、今月終わりに仕上がりです。




Shimano XT V-Brake用のBrake Lever



Shimano XT V-Brake

V-Brakeのセットは1998年購入。強力なストッピングパワーが魅力の、衝撃的な製品でした。ワクワクしながら買いに行ったことを覚えています。




Shimano XT Hollow Crank。2006年購入。中空構造で軽いです。




Odyssey Brake Booster。1995年購入。昔はもっときれいな青でしたが、アルマイトも色あせするのですね。



部品は全てが良好な状態です。これを機会に10速化して、それ以外はオリジナルな姿を保ちたいと思います。完成が楽しみです。

2014年6月21日土曜日

太陽が最も近い日




どうも力が出ない。立ち上がると頭痛がする。そのうちに鼻づまりするようになって、これは風邪だと気付きました。幸いにも2-3日で復活しましたが、どうしたのでしょうか。今日は1年で最も日の長い夏至だそうですが、King Cityは海岸に近いこともあり、朝は気温が10度C前後と寒く、それが昼には30度C以上になり、夕方にはまた涼しくなります。気温差が激しいことが原因かもしれません。




来週はWA州Ephrata空港の競技会、Apple Cupです。途中、2回の燃料補給を含め、片道の総飛行時間は4時間半。長距離飛行に備えて、Engine周りの点検と整備を行います。1ヶ月前に行った僅かなEngine Oil漏れの整備は大成功。とてもきれいです。




職場の花畑。ポピーの種が手に入りました。競技会が終わったら、空いている植木鉢に種を蒔いてみよう。楽しみ。




すっかり私の遊び場になったCoalingaの長距離射撃場。




昨夜作成した、175 GrainのHPBT弾(Hollow Point Boat Tail)使用の弾薬を装填。1000 Yards以上の距離でも十分に音速を保つ、頼もしい相棒。風向は4時方向から平均4 MPH・・・。行けます。




まだ中心には纏まりませんが、800 Yardsからの距離でも確実に標的に当てられるようになりました。mm単位以下の弾着を競う近距離の精密射撃と異なり、長距離射撃は風を読んで標的を狙います。どことなくゴルフのような楽しみがあります。(推測)




最長1000 Yardsから。B-27標的がここまで小さくなります。この距離になると、1 MPHの横風を読み違えただけで、弾着が横に少なくとも約1 MOA、およそ26.6 cm移動します。もう標的の端にすら当たりません。




結局、1000 Yardsからは一発も当たらず。
残念そうな表情を記念撮影。




1999年型Honda Civic。総走行距離は195,000 Miles(313,755 km!)を超えました。故障もなく元気に走ってくれます。ちなみに無事故無違反です。塗装も色褪せてきましたが、洗ったら驚くほどきれいになりました。これからもよろしく。

2014年6月16日月曜日

Redfox Airshows サポートメンバー募集のお知らせ




今年はAir Showへの参加の予定もなく、いくつかの競技会に参加するだけとなってしまいそうですが、練習飛行の継続、12月のICASのコンベンションなど、来年以降に向けて活動準備を続けています。

私は一人でアメリカの空を飛んでいますが、応援、支援してくれる仲間がいてくれたらと、そしてその仲間の思いと一緒に飛べたらと考えていました。そんな思いから、この度Redfox Airshowsはサポートメンバーの募集を始めました。今回用意したのは、「Redfox Airshows Wingman」と「Redfox Airshows Companion」の2種類です。詳しくはRedfox AirshowsのWebsiteからどうぞ。

応援いただけたら嬉しいです。



サポートメンバー募集(日本語) http://redfoxairshows.com/support/index-jp.html

(万一、支払いに問題がありましたら、高木 雄一 yuichi@redfoxairshows.com までご連絡ください)








Redfox Airshowsの始動に際し、たくさんの方からお力をいただきました。
心より感謝いたします。

Redfox Airshows Wingmanに参加いただいた皆様には、上の写真のように、左右の胴体側面のエリアを用意させていただきます。個人、法人問わず募集していますが、宣伝効果があることから、特に法人にお勧めです。サポートフィーは年間$1,000、期間は毎年1月1日から12月31日までです。7月1日以降に参加の方は、12月31日までのサポートフィーは$500です。一口$1,000(または$500)として、複数の参加も歓迎いたします。






Redfox Airshows Companion ロゴエリア記入例

Redfox Airshows Companionに参加いただいた皆様には、水平尾翼下側のエリアを用意させていただきます。サポートフィーは年間$100、期間は参加していただいた月の翌月から1年間です。




2014年度 Unlimited Sequence
2014年6月16日
(音量にご注意ください)

飛行中はもう少しきれいに飛んでいると錯覚しますが、映像は正直です。課題が多く見えます。



ここはこうしてみよう・・・
前回はこうだった、だからこの部分は気をつけて・・・



計画は大切ですが、考えすぎると先に進めません。
空を飛ぶことは喜びばかりではなく、緊張と恐怖は常に付き物。
つい怖気付きそうになる自分を、自分の背中を自分で押して、今日も空を飛びます。


昨日の課題を少しだけ克服し、しかしさらに新たな問題が見え、それが私に次の情熱を掻き立てます。




明日も飛ぶ


そう、止まっては駄目だ。
私はまた明日も空を飛びます。

2014年6月13日金曜日

Stumpjumper M2 塗膜剥し




次回に出場を予定している競技会は、WA州のEphrata空港(KEPH)で開催されるApple Cupです。それも、仕事が入らなければの話ですが。どうか、無事に競技会を迎えられますように。

前回のNew Coalinga空港の競技会で、度々目にした減点を減らすよう練習飛行を続けています。特に、Vertical Up Line上の4 Point Roll。当然といえば当然ですが、Pittsは単翼機に比べWing Spanが短く、慌しい4 Point Rollでは停止が見辛く、HZ(Hard Zeroの意。間違ったFigureを飛行したとされる)となってしまうようでした。Pittsの短く限られたUp lineの時間内で、どのように克服するかが大きな課題です。




練習飛行から帰って。おや?ロビーに見慣れないものが。




どなたかの差し入れで、お菓子の詰め合わせを頂いたようです。しかし、こういうお菓子の入ったボールを見ると、ちょっと憂鬱な気分になります。特に、このオレンジ色・・・。今年もあと4ヶ月でハロウィーンか・・・。

もちろんお菓子はいただきます。水分と糖分を補給して、今日はこれから自転車の再塗装作業の第一弾、塗膜剥しです。




ゴムの手袋をして、腕を保護して。準備ができたら、Paint Removerで塗膜を落とします。




手袋をしていますが、薬品が付着すると強い刺激を感じます。慎重に作業を進めます。




1時間半かかってここまで落とせました。細かいところはまた明日。検査をして、何も問題がなければPowder Coating(粉体塗装)に出そうと思います。新しい色は何色にしよう?と考えると楽しいです。

2014年6月10日火曜日

Dahon Helios P8 パンク修理


2003年型 Dahon Helios P8

私の高校時代は、自転車通学の距離が片道約18kmと、比較的長距離だったこともありますが、1-2週間に一度はパンクをしていたものでした。そんな私は、2-3ヶ月後にはパンク修理のスペシャリストになり、パンク修理5分の個人記録は今でも自慢の思い出です。

そして、今日もまたパンク修理です。あれから20年以上の年月が経ち、時は21世紀。自転車とパンクの関係はいつの時代も切れることはありません。




尖った金属片やガラス片、針金、日本でのパンクの原因はこれらの異物だったと覚えています。もちろん、アメリカにもそれらによるパンクはあるのでしょうが、ここにはもっと恐ろしいものが至るところに存在しています。




乾燥した大地に生息する、普通の植物ですが。




この草には、このような実が生っています。




いくつかに分かれました。まるで、角を生やした悪魔の頭ような形をしています。世間ではGoatheadと呼ばれる植物です。




Goatheadの実とタイヤの大きさを比較

アメリカに来て、これがタイヤに刺さっているのを初めて見た時は驚きました。この植物はGoatheadやDevil`s Weedなどと呼ばれ、自転車に乗る人々にとって迷惑この上ない植物です。タイヤにパンク防止の内張りをしても、容赦なく突き刺さり穴を開けます。

このGoatheadはアメリカにしか生息しない植物かと思いましたが、調べると、日本では「ハマビシ」と呼ばれ、砂浜など海岸沿いにも生息しているようです。海水浴に行って、裸足で歩き回ったら大変なことになりそうです。


ハマビシ Wikipediaよりhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%93%E3%82%B7




完成




1995年型 Specialized Stumpjumper M2

私の19年来の相棒ですが、最近走行中に車体から異音がするようになりました。どこかにヒビが入っているのでしょうか。前回の再塗装からすでに10年以上経っていますし、この際塗装を剥がして検査をします。




取り外した部品の数々。まだまだ十分に使えます。

もしFrameに損傷があれば、新しいFrameを買って、これらの部品を取り付ければと思いましたが。最近は26 inch Wheelは時代遅れとなって、29 inch Wheelが主流で、探しても使えるFrameはもう見つかりません。

一世を風靡したV-Brakeも影を潜め、今ではDisc Brakeが主流。一般的だった後輪の8段変速は、9段変速、10段変速へと進化し、いつの間にか11段変速も登場しています。時代も変わりました。

修理を諦めて新しく買い換えるか。でも、愛着のある自転車だけに悩むところです。

2014年6月4日水曜日

2014 Northern California Aerobatic Contest




5月29日(木)から5月31日(土)まで、CA州のCoalinga市にあるNew Coalinga空港(C80)で曲技飛行競技会が開催されました。今年の競技会は、「Coalinga Western Showdown(コアリンガ、西部の決闘)」という勇ましい名称です。参加者は私、日本からは鐘尾みや子さんとTonanekoさん(仮名)。予報では、30度C前後と平年並みの気温となるそうで、40度C近くまで上がった昨年より過ごしやすい日々になることでしょう。




馴染みの飛行機たちが揃いました。左から、Attitude AviationのPitts S-2C、Tutima AcademyのExtra 300L、その向こうはSunrise Aviation所属のExtra 300、そして私のPitts S-2Sです。飛行機も久しぶりの再会を喜んでいるよう。




今回もContest Directorを務めるTomさん。どこの競技会でも一番の働き者です。




Judge Lineには歩いて行けるそうです。気持ちのよい青空。




途中は有刺鉄線のフェンスがありました。楽しかったですが、ちょっとお勧めできません。




果樹園の中のJudge Line。農作業の車が通ると土埃が舞い上がります。




参加者が少ないこともあり、Judgeの数は4人に留まりました。




貼り出された1回目、Knownの飛行の結果。HZをいくつか取ってしまいました。




2回目のFreeの結果。




KnownとFreeの総合順位。ご覧のように、1日目は最下位で終わりました。明日のUnknownで挽回です。




挽回できませんでした。最後の飛行であるUnknownも冴えがなく、低い点数で終えました。意気消沈気味のバンケットと表彰式です。




4-minute Freestyleで表彰(参加賞?)されました

2日目のUnknownの後は、初めての4-minute Freestyleに挑戦しました。4-minute Freeとは、Known、Free、Unknownで競われるClassicとは別の競技部門で、高度の制限を除いて自由な演技飛行が許可されます。今回は他に参加者がいませんでしたので、自動的に私が1位です。
(撮影: 鐘尾みや子さん)




〈動画〉My First 4-minute Freestyle

Smoke Oil(発煙用のオイル)の準備をしておらず、あまり見栄えはよくなかったようです。その点を除けば、「高度管理が行われていた」、「コンパクトな演技だった」、「多彩な動きがあった」などと、概ねよい感想が得られました。初の4-minuteとしては合格点と思います。




Tonanekoさんの愛機と記念撮影。TonanekoさんはAdvanced Categoryで今年2回目の優勝。精確で隙のない素晴らしい飛行でした。おめでとうございます。Tonanekoさん、次回はDelanoでお会いしましょう。