2016年3月30日水曜日

砂漠の日々 2


エティハド フライト カレッジ

UAE(アラブ首長国連邦)、アルエイン国際空港に来ました。軍と民間の共用の空港で、Commuter Airlinesも飛来しているようですが、飛んでいるのはここEFCの訓練機と、軍のPC-7などのみで、まだ見たことがありません。




今回の活動内容は、Upset Recoveryを訓練できる教官の育成です。Stall、Spin、Unusual Attitude Recovery、小型機に乗るのなら必須の訓練内容ですが、最近は大型機の世界でも訓練の必要性が見直されています。




見慣れた航空図と少し違いますが、まあ何とかなることでしょう。




使用機種はExtra 330LTです。教官として、Air Show PerformerのBill Steinさんもいらっしゃいました。頼りになります。




よい飛行を!




格納庫内を探検。見慣れぬ文字が楽しいです。 






おおよその想像はできますが、英語表記がなかったら困りそうです。




窓の格子がエキゾチックです。 




周辺をCessna 172Sで飛行していただきました。




格納庫、空港、そしてその先は砂漠です。




アメリカでは見ることのない、本当に砂だけの砂漠です。




道路にはヤシの木が植えてあるので、空に上がるまで、周囲の
本当の景色はわかりませんでした。








砂漠の中の豪邸。




こちらには滑走路があります。




ここUAEでも雨が降ります。3月上旬の嵐では大変だったそうです。








オアシスでしょうか。




ラクダのレーストラック。






こちらの豪邸にも滑走路が。




隣国のオマーン側に入りました。砂が赤く、やわらかいそうです。緊急着陸は不可能でしょう。




Runway 01からAPP。




様子がわかりました。明日からは私も訓練に加わります。

2016年3月26日土曜日

砂漠の日々 1



Pitts S-2Sの整備、飛行訓練、Air Showの準備。行いたいことはたくさんあるのですが、UAE、アラブ首長国連邦に行くことになりました。行先は、アブダビから内陸に入ったところにあるアルエイン(Al Ain)。現地の航空会社、Etihad Airwaysの訓練所です。




ビジネスクラス!すごい待遇です。




斜めに設定された席というのもおもしろいです。






SFOから出発。行ってきます。




ワインがおいしい。




食事も最高です。




予定ではSFOからアブダビまで16時間の旅程です。目的地まであと6時間だそうですが、疲れは全くありません。むしろもっと乗っていたいくらいでした。




座席はフラットになりよく寝られました。もうロシアの上空です。快適。




多くの国を横切るからか、コースを頻繁に変えているように見えます。大変そうです。




暖かいおもてなしをありがとうございました。




入国を無事に終えました。目的地のアルエインへ、1時間半ほど高速道路を走ります。




高速道路の左右にはヤシの木 が並び、民家が所々に見えます。でも砂漠の中を走っているはずです。




ホテルに到着しました。午後の気温は30度Cちょっと。暑いですが、まだ大丈夫です。




敷地の中の様子は国が変わっても同じですが、その向こう側は中東の町が広がります。




夜の風がとても心地よいです。




向こうの山に光が灯りました。夕涼みをする人たちでにぎわうところだそうです。

2016年3月24日木曜日

尾輪式飛行機の訓練はいかが?



尾輪式飛行機の訓練を希望する方の声を得て、Monterey空港のAeroDynamic Aviationに在籍する、Bellanca 7KCAB、Citabriaで訓練を行えるようにしました。

Tutima Academyに在籍するPitts S-2BやS-2C、Extra 300Lでも尾輪式飛行機の離着陸訓練は行えますが、Pitts S-2BやS-2Cは難しすぎて、初心者は通常の離着陸ですら苦労します。逆にExtra 300Lは易しすぎて、尾輪式飛行機の基礎技術がなくても飛行できてしまうほど。このCitabriaなら、エンジン始動や地上移動の基本から、強風下での離着陸も、限界性能を求めて安心して多くのことを学んでいただけます。



AeroDynamic Aviation  Monterey http://www.aerodynamicaviation.com/about/mry/




1975年型 Bellanca 7KCAB Citabria

7KCABはFixed Pitch Propellerと150HPのPowerplantの組み合わせと、背面飛行装備も装備する曲技飛行機です。機体単価は、$112/時、パラシュートを含めると$117/時となっています。

ここMonterey空港では、Citabriaで訓練を行える教官は2人が在籍していらしゃいます。私も日程次第でご一緒できますので、どうぞご連絡ください。なお、Instruction Feeは飛行、座学共に$65/時、そしてKing City-Montereyの往復に$10をいただきます。




野外駐機のため、 外観はずいぶんと疲れてしまっていますが・・・




操縦席






横風成分約17KTSという状況の中、練習をがんばっていただけました。お疲れさまでした。




駐機場所の隣には、FedEx FeederのCessna C-208B、Super Cargo Masterが駐機していました。退職してからもう5年。ここMonterey空港で、曇り空を眺めながら荷物待ちをしていたことが最近のように思えます。




噂には聞いていましたが、防氷装置はTKS仕様になっていました。Icingに悩まされることも少なくなったことでしょう。




今夜もがんばって!




AeroDynamic AviationのMenterey Officeは、空港の南側です。Long Term Parkingの手前を右に曲がり、道を進んで行くと、上の写真の建物が見えるゲートに突き当たります。営業時間内はボタンを押すとオフィスに連絡でき、ゲートを開けていただけます。どうぞご利用ください。