3月も中旬に入りました。仕事の空いた時や休みも格納庫へ出かけて作業です。
スモークノズルを新しく作ります。前回はAN-4のボルトの軸部分を利用して作りましたが、今回は肉厚の1/4 inch径のチューブを使いました。
穴を開け、長さを整えて、完成です。本来ならステンレス素材とするべきでしょうが、耐久性のテストも兼ねて、Cr-Mo素材で試します。
ラダー後部に取り付けるサーボタブを整形します。
再び塗装作業です。
所々にFish Eye(塗装面のくぼみ)ができてしまいましたが、垂れもなく塗ることができました。少し上手になったでしょうか?
これより試運転です。
Fire up the engine!
・・・スターターが回りません。電圧不足でしょうか? 少し充電してみましょう。
エンジンと機体との導通不良が判明しました。グラウンドケーブルは自動車では通常装備ですが、どういう訳か小型飛行機では付いている機体と付いていない機体がおそらく半々くらいで、この機体にも付いていませんでした。改めて、必要な装備だと思わされました。
漏れもなく、とてもきれいです。Good!
サーボタブを取り付けます。固定方法はCessnaのエルロンヒンジを真似しました。
動作確認です。
サーボタブはラダーと反対側に動くことで、ラダー操作に必要な力を軽減します。非力な私にとって大きな助けとなることでしょう。
お土産のカロリーメイト。おいしい。
もう春ですね。小鳥たちが格納庫に入ってきます。
胴体を閉じる前に、音楽入力ジャックの不具合を直します。
「こことここに、抵抗を入れてみてください」 by 谷川さん
曲技飛行仲間の谷川さんにお知恵をいただきました。問題が解決してとても嬉しいです。本当にありがとうございました。
当初、計8本のブレースワイヤで固定する予定だった水平尾翼ですが、十分な剛性が出ないことが判明しました。新たにストラットを作成して、以前と似た形式で固定します。
角度を調整して完了です。最後に各部のパネル類を取り付けて・・・
いざ、試験飛行へ! ・・・明日にしましょう。
11月から作業を始めて、今日は3月20日。5か月に渡る長い作業でした。この後、試験飛行と調整を続けて仕上げ、来月の競技会に備えます。
おやすみ、Pitts S-2S。
溶接作業を行っていただいたKeithさん。プロペラの取り外しと取り付けを手伝ってくださったKenさん、Joseさん。塗装前のサンディングを手伝ってくださった鐘尾さん。機体カバーの補修をしてくださった村田さん。この場をお借りして、作業を支えてくださった皆さまにお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。