2016年4月28日木曜日

2016年 全米曲技飛行選手権 参加のお誘い




2016年度のUS National Aerobatic Championships(全米曲技飛行選手権)の参加のお誘いです。


開催日:  2016年9月23日(金)- 2016年9月30日(金)
開催場所: テキサス州シャーマン/デニソン、ノース テキサス リージョナル空港/ペリンフィールド(KGYI)


詳しい情報は、IACのWebsiteのUS National Aerobatic Championships(https://www.iac.org/us-national-aerobatic-championships-2016)でご覧いただけます。




Pitts S-2S


今回使用する機体は、このBlogでもご覧になっていただいているPitts S-2Sです。参加定員は2名様まで、Checkoutの訓練をPitts S-2BまたはS-2Cで行っていただき、確認後は練習飛行にお使いいただけます。飛行単価はDry Rate(燃料費抜き)で$410/時です。


現在のところ、9月16日頃に現地近くの空港に到着し、公式練習日の9月23日の前日までトレーニングキャンプを行う計画です。現地へはDallas/Fort Worth国際空港のご利用が便利です。基本的に、現地集合、現地解散を考えていますが、9月15日まではKing City空港で練習を行うことも可能です。


Pitts S-2SのCheckoutの目安は:

1. 米国籍の、尾輪式、陸上単発の飛行機で、PICとして合法的に飛行できる資格を保持していること
2. Pitts Special(S-2B、S-2C、S-2Sなど)の特性を理解していること
3. 曲技飛行に付随する危険性を理解し、安全な曲技飛行を行う知識と技量を保持していること
4. 参加するカテゴリーのKnown Sequenceを安全に飛行できること (飛行の細かな精度などは問いません)
5. UprightとInvertedの両方でStall/Spinからの回復を安全に、効率的に行えること
6. Power Off、またはそれに近い状態でのWheel Landingを含め、安全な離着陸が行えること
7. Go Aroundの重要性を理解し、常に準備ができていること

などです。
以上をPitts S-2BまたはS-2Cに同乗していただき、確認させていただきます。


連絡をお待ちしております。

2016年4月23日土曜日

砂漠の日々 8


おはようございます、アルエイン。今日も暑くなりそうです。




連続8日目です。少し息切れしていますが、参加してくださっている方々もがんばっています。




まずは1回目の飛行へ。ドイツからお越しのウォーカーさんと。




頻繁に飛来する、アントノフ輸送機。「地球が丸くなかったら飛べない飛行機だよ」と言われていました。確かに、いつも重そうに離陸していきますが、何を運んでいるのでしょうか。




曲技飛行機に特徴的な、深い進入角度。最初は違和感を感じることでしょうが、慣れれば同じです。




水を飲んで、燃料を入れて、また次の飛行へ向かいます。暑くなってきました。




ビルさんたちも出発の準備ができたようです。よい飛行を!




PC-7練習機が降りてきました。週日は軍の飛行の合間に飛行します。ここでは、離陸までに15分-20分待つことは珍しくありません。




フランス空軍で戦闘機に乗っていらしたロハンさん。ラダーの動きがやわらかくなってきました。




アントノフ輸送機(左)とエアバス 340(右)。大きさの違いがよく分かります。




Extra 330LTの装備は豪華です。私はこういった電子機器は苦手ですが、彼ら旅客機乗りにはお手の物です。




熱い!色が濃くなると熱を多く吸収するのだと、再認識させられます。




次の飛行の打ち合わせをして、また出発です。




今日もたくさん飛びました。お休みなさい。




時には砂嵐でIMC状態になることもあります。砂粒が顔に当たります。




残念ながら、訓練最終日の飛行は取りやめになりました。整備士の皆さま、お世話になりました。




これからも元気に飛んでね。さようなら、Extra 330LT。




その日の夜にアブダビに移動し、深夜の飛行機でアメリカへ帰ります。帰りは少し東寄りの経路のようです。




同じBoeing 777ですが、機体によって内装が異なるようです。この機体は天井が星空になりました。




北アメリカ大陸に到着。




ただいま!




砂漠の町の30日間でした。皆さま、またお会いしましょう。

2016年4月19日火曜日

砂漠の日々 7



アルエイン国際空港は軍の練習機が忙しく飛行し、満足な離着陸訓練を行うことができません。では、離着陸訓練は週末に行えばよいのではないかということになり、今週は早めに休みをいただきました。

ホテルで休むことも考えましたが、今日はアブダビにある、シェイク ザイード モスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)に出かけました。




しばらくアルエインに缶詰状態だったので、外に出るとほっとします。




高速道路にはヤシの木などが植えられ、砂漠を走っていることを忘れてしまいますが、時折見える丘が砂漠の中ということを思い出させてくれます。




大きい!現在のところ、世界で 6番目の大きさだそうです。




正面から。壮観です。






女性は皆さん頭にスカーフを巻いています。






ツアーもあるようでしたが、時間が合いませんでした。 






歩いてみたい・・・






















世界時計?










グランドモスク全景。




ギフトショップの隣には喫茶店もありました。


先週のドバイは楽しかったものの、町全体がテーマパークのようで、薄っぺらい、子供だましな印象でした。その点アブダビは過度な開発もなく、アラブらしさがあるということです。グランドモスクでは、歴史や文化を感じることができてよかったと思いましたが、実は建立は2007年・・・。この国の本当の歴史はどこに。




同じ道を帰るのもつまらないので、少し遠回りをすることにしました。風が強く、砂が道路を流れていきます。




途中で砂漠を散歩します。




一本だけ草が生えていました。どうやって水分を得ているのでしょうか。 砂漠に突然木が生えているのを空から見ますが、この厳しい環境で生きる生命力には本当に驚かされます。




〈動画〉 Days of Sand





さて、そろそろ帰りましょう。帰国の日まで8日間、可能な限りの訓練を行うとの約束をしました。1日4回の飛行ですが、Briefing、Flight、Refuel、Debriefingを繰り返し、夜の打ち合わせも含めると11-12時間労働です。気を引き締めます。