2016年10月13日木曜日

2016年 全米曲技飛行選手権 5


ここDenisonに来てもう1週間。今日は飛行はありません。気晴らしに空港の西側にある、午後の飛行用のジャッジラインに来ました。天気がよく、でも暑すぎず、快適に飛行を観察できました。




時々、「お前たち、一体上を見上げて何をしているんだ?」と聞かれます。一般の方々には不思議な光景でしょうね。




格納庫は飛行機でいっぱいです。さて、私のS-2Sはどこへ行ったのでしょうか。




パノラマ撮影。たくさん入りました。




スポーツマンカテゴリーが開始。がんばってください。




空港西側の閉鎖された滑走路、17R/35Lはグライダー部門の離着陸に使われています。




Air Force Academy(空軍士官学校)所属のDG-1000。将来の空軍士官たちが競技をがんばっていました。




Air Force Academyのグライダークラブのトレーラー。










Air Force Academyから女性も一人来ていらっしゃいました。ケイトリンさんは、将来は戦闘機に乗りたい!とおっしゃっていました。




9月29日。今日はこれからFree Unknown 2の飛行です。




それでは行ってきます。




私の作成した、Free Unknown 2のシークエンス

提出した後に13番のP-Loopの向きを間違えたことに気付きました。PCの調子が悪く、何度か再起動を繰り返して、作り直している間に間違えたようです。向かい風が強いと得点が低くなることでしょうが、どうなるのでしょうか。




<動画> Free Unknown 2

例によってHZがあります。お暇な方は間違い探しをどうぞ。




高速度域の飛行が必要だったため、+7Gまでかかってしまいました。これでもTotal Energyを失わずに飛行できます。このPitts S-2Sはすばらしい飛行機です。




結果が発表されました。Unlimited Powerの参加者13人のうち、私は11位、65.441%。3回全ての飛行でHZを1つずつ取ってしまいました。最下位でも当然と思い参加したこの選手権でしたが、負ければ悔しさを感じます。向いてはいないと思いつつも、私は競技者なのでしょう。

ただ、点数としては低くなってしまったものの、数字には出ない成果は自分でもよく判ります。今回のようにコーチングを依頼して、来年の州内の競技会でいい成績を残したいと思います。鐘尾さん、白鳥さん、またよろしくお願いします。

2016年10月8日土曜日

2016年 全米曲技飛行選手権 4


9月25日。今日は雨空で休みです。今日1日飛行がないということは、予定の飛行を終えるため忙しい日々になることでしょう。もちろん準備はOKです。




空港のターミナルに行ってみました。アメリカ合衆国の地図がありました。今いるのは・・・




Denison・・・。ありました、ここです。航続距離の短い、不安定な飛行機でよく飛んだものです。




来年の2017年全米曲技飛行選手権はWI州(ウィスコンシン州)のOshkosh(オシュコシュ)で行われます。天気に恵まれて、日没まで飛んで2日。天気が悪いと4日を考えた方がいいでしょうか。




Free Knownのスコア

昨日のProgram 1、Free Knownのスコアのコピーです。ご覧のように、Figure 3でHZを取ってしまいました。最終的にはHZで落ち着きましたが、実はこのHZの最終判定の前にいろいろなやり取りがありました。

当初は、5人のジャッジのうち、2人が得点を付け、平均が6.5点。1人が0.0点。2人がHZとしていて、このFigureに関してはHZの判定がなされていました。私は気付かずにいましたが、HZが2人ならHZは少数派のため成立せず、3人の得点を平均した値(2.16点)が加算されるべきだと伝えられました。ということは、単純に考えて点数が62%から約68%にまで上がることになります。私は大喜びでした。

しかし、採用しているFAIの国際ルールでは、「0.0の採点はチーフジャッジによってHZとされる」となっており、議論の結果、元の62%に戻されてしまいました。さらに、0.0の採点をしたジャッジのスコアシートには、「Snap roll」と書かれ、つまりスピンではないFigureを飛行した、よってHZ。私もあの飛行はSpinとは思えませんし、当然のことでしょう。私に異存はありません。




9月26日。1日遅れて競技再開です。今日はSportsman、Primary、Advancedです。




Doug Lovellさんの乗るGiles 200。ガソリン不要の新型エンジン搭載です。




AdvancedからPrimaryまで、Pitts S-1系の競技機が多く参加していました。がんばれ複葉機!




CD(コンテストディレクター)のギャリーさん。がんばってください!




UND(ノースダコタ大学)の曲技飛行チームのExtra 300L。




こちらもUNDの方々はSuper Decathlonで参加です。仲間が多くて楽しそうです。




元全米曲技飛行選手権優勝者のデビーさん(左)は、Super DecathlonでSportsmanに参加しました。飛行性能が低くなるほど、曲技飛行を行うことは難しくなり、また新たな挑戦を見つけることになります。




UND所属のCessna 172。日本の東海大学の操縦訓練生の方々は、UNDに留学して、この飛行機で訓練しています。最新のグラスコックピット装備のいい飛行機です。




Boxの東側のジャッジライン。午前中は太陽の位置関係で東側から飛行を判定します。今日は曇り空ですから、午後の飛行でもあまり関係なさそうですが。




あのロブ・ホーランド氏のMXS。現在のところ、Unlimited Categoryで圧倒的首位です。飛行の格が違います。








最終日の彼の4-minute Freestyleが楽しみです。




もうすぐAdvanced Categoryが始まります。




Pitts S-1Sで出場するサミー・メイソンさん。スナップロールの切れと精度が素晴らしいです。




今年の冬は、Pitts S-2Sの尾脚部分を変更しようと考えています。他の方々の飛行機を観察してみました。






とても参考になります。ありがとうございます。




自身作成のFree Unknown 1のシークエンス

複数のシークエンスが競技者から提出されました。見たところ、私のシークエンスが飛びやすそうに思えました。Figure 6は今まで試したことも、練習したこともありません。どうなるのでしょう?




〈動画〉 Free Unknown 1

カメラの固定が悪かったのか、振動で見難い画像になってしまいました。ここでも順調にHZを取っていますが、どこかお判りでしょうか。間違い探しをお楽しみください。

2016年10月4日火曜日

2016年 全米曲技飛行選手権 3


9月21日朝。訓練でお邪魔したオルニー空港を離陸して、ノーステキサス・リージョナル空港へ向かいます。お世話になりました。




そしてオルニーの町。宿もなく、レストランも少なく、本当に小さな町でした。3人でのささやかな昼食は楽しい思い出になりました。




50分ほどの飛行でノーステキサス・リージョナル空港(KGYI)に到着しました。無線からは練習飛行に上がる方の声が聞こえてきます。ここが会場です。




東側にDownwindを設けているようですし、町を見るためにすこし遠回り。下には滞在するデニソンの町が見えます。




到着! 程なくして、鐘尾さんも無事に到着しました。

ノーステキサス・リージョナル空港は中国系航空会社の訓練生が多く、離発着する飛行機も頻繁にあり、練習飛行や選手権の進行に支障があると聞いていましたが、管制官の方々の協力と他の飛行士の方の連携で順調に行えました。




機体の検査をしてくださった、デニスさん。競技飛行前の出発係もされていました。お世話になりました。




あ!




鐘尾さん、僕にもください。










こちらはConest DirectorであるギャリーさんのPitts S-1S。レストアを終えて、飛行可能になりました。選手権を終えたら塗装作業を行うそうです。どんな色になるか楽しみです。




9月24日。今日から競技飛行が始まります。競技開始前にチーフジャッジによる、ジャッジの方々のルールの確認が行われました。




8月のWAACでPower Aerobaticsのジャッジをされた鐘尾さん。「FAIとIACのルールの混在があるみたい。」 そうなんですか?不思議ですね。




HOT SHOT SERVICE!

関係ありませんが、テキサス州ではいろいろなところでテキサスらしいものを見かけます。気に入りました。




壁にかかる、歴代のチャンピオンの名前。1988年のAdvanced Categoryの勝者はボスのSean D. Tuckerです。




14時からUnlimitedのFree Knownが始まります。機体を所定の場所へ運んで、待機します。




Extra 300S、Extra 330LX、Extra 330SC、MXS、Edge 540、Panzl S-330、CAP 231・・・
そして、愛機のPitts S-2S。




PittsがUnlimitedを飛行することに、誰もが疑問に思ったようです。その思いはよく判りますが、それは思い違いではないでしょうか。どこまで飛行できるのか、まず見ていただきましょう。




1番手はティムさんです。がんばってください。




私の飛行したFree Knownのシークエンス

上空での待機時間が長く、カメラの容量が気になり、途中で撮影を停止したことは失敗でした。「開始するときに撮影を忘れないようにしないと。でも忘れそうだな。」 案の定忘れました。映像がなくて残念です。




Free Knownのスコアシート

フギュア3で痛恨のHZ(ハードゼロ、指定されたフィギュアを飛行していないため、0点と断言されること)を取ってしまいました。南風が強かったためにアップウィンド側に飛行を伸ばしたところ、つい加速してしまったことが原因です。

バウンダリーも近くなっていて、無理にスピンに入れたらスナップロール気味になり、さらに50度ほど回りすぎてしまいました。

結果は、62.79%、11位。

初歩的な失敗をしてしまいましたが、その他の飛行はきれいに行うことができ、その点ではジャッジからの評判はよかったようです。 

「信じられない!PittsもUnlimitedを飛行できるんだ!」

もちろんです。この飛行機なら、飛行士の技量次第で上位にも十分に食い込めます。そう、技量次第です。




夜になり、次のプログラムであるFree Unknown 2のフィギュアの提出が、上位10人の競技者から提出されました。




これらのフィギュアと、最大4つまでの追加フィギュアを組み合わせて、シークエンスを作成します。提出期限は翌日の12時です。




IAC会長のマイク ヒューワーさん。今夜はこれらのフィギュアの構成の確認で忙しくなることでしょう。よろしくお願いします。