シアトルの次は、OR州Hillsboro空港でのOregon International Air Showです。Air Show直前までTVインタビューやAerobatic Rideがあり、そして夕方は整備と、忙しい日程でした。
Hot RampにはAir Showに参加する飛行機が揃いました。
今回の一番人気、カナダ空軍のデモチーム、Snowbirds。9機からなる編隊飛行は、技術的にもエンターテイメント的にも、Blue AngelsやThunderbirdsに勝ると言われます。
Vicky BenzingさんのStearman。曲技飛行競技会では常連の方でしたが、最近はAir RaceやAir Showで忙しく飛行しています。
アメリカ海兵隊所属のAV-8B Harrier。空中での静止状態から上昇飛行に移行する機動は初めて見ました。
ビーフジャーキーのJack Link'sがスポンサーの、Jet WACO「Screamin' Sasquatch」(左)とExtra 300L(http://www.johnklattairshows.com/)。
アメリカ陸軍のパラシュート チーム「Golden Knights」と、サークリングするSean D. Tucker。
離陸していくJet WACO「Screamin' Sasquatch」。通常のWACOのVneをはるかに超える速度で上昇していきます。
Redline Aerobatics(http://redlineaerobatics.com/)のPitts S-2B。カナダ空軍所属のBrentさんが飛行を行いました。BrentさんはSnowbirdsの教官も勤めています。
「すごい飛行機だな!」
サポートにいらしたWadeさん(右)は、元カナダ空軍のパイロットで、CP-140 Aurora(P-3Cのカナダ空軍型)などの大型機で飛行していたそうです。
(写真提供: Kaiさん)
Formation Aerobaticsを行うF-86。
さて、そろそろTeam Oracleのリボンカットの準備です。今回の参加者の皆さんに説明を行います。後はRV6機によるFormation Aerobatics。
飛行を終えたBrentさんがご挨拶。Pittsの飛行する姿は美しい!
もうすぐ滑走路まで移動します。
リボンを取り付けたポールを所定の位置へ。
準備ができました。全体の位置合わせも大丈夫です。
まずはリボンの下をくぐります。
Micro Loop!
そして、リボンカット。3つ目は背面で。
最後は低空低速でのPhoto Pass。
「イヤー、ベイビー!」(by Sean D. Tucker)
「イヤー、ベイビー!」(by Sean D. Tucker)
Air Showの最後はSnowbirdsの展示飛行です。飛行機の片付けがまだ途中でしたが、どうしても見ておきたくて、お願いして抜けさせてもらいました。
「Snowbirds Flight, Check in!」、「2!」、「3!」、「4!」、「5!」、「6!」、「7!」、「8!」、「9!」。
・・・すごい!!
9機の密集編隊で機動を行いながら、常に機数や形を変えて飛行しています。
着陸後も、一糸乱れずにTaxiingしていくSnowbirds。感動です。
Snowbirdsが使用する機体はCT-114 Tutorは、訓練機や地上攻撃機として使用されているようですが、編隊飛行中は出力不足を感じることも多く、このような飛行を行うにはとても難しいとおっしゃっていました。しかし、技術と工夫、そして日々の訓練で、これほどまでにも素晴らしい飛行ができるという言葉に、彼らのプロフェッショナルな姿勢に本当に感動させられました。
私も、飛行中につい「パワーが足りない」と感じ、その不満を口に出してしまうことがあります。確かに、パワーがあれば不満は少なくなり、問題も簡単に解決できますが、しかしパワーが十分になることは永遠にありません。Snowbirdsの飛行士たちに習い、自身の飛行と飛行技術をもう一度見つめてみようと思います。
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