再びエンジン側に戻り、バッフル部分の作業を終えてしまいます。新しく作り変えるか迷っていた前側バッフルですが、補修して使うことにしました。
後側のバッフルが変形していたのは、エンジンに固定する部品がなかったためでしょう。曲技中のダイブ時の速度は最大でおよそ220MPH(約354Km/H)、その風圧を受ける部分ですから、確実な固定が必要です。
プロペラを外していることですし、今回はクランクシャフト シールも交換します。
新しいシールは柔軟性があります。オイル漏れも解消することでしょう。
これまでは、写真のように2本のスクリュードライバー を使って取り付けていましたが・・・。
職場にあったクランクシャフトシールの取り付け工具を拝借します。
練習中。
お湯で温めると、やわらかくなり、取り付けしやすくなります。
入りました。接着剤で固定させます。
マグネト(磁石型の点火用発電機)のインターナルタイミング(内部の点火時期調整)を行います。1年間の飛行時間もおよそ50時間程度、毎年行っているのでほとんど変化もありませんが、エネルギーは有効に使いたいものです。
Good!
Sky Dynamics社製のFeatherweight Flywheelに交換しました。「加速性能が向上する」と書かれていますが、飛行機は自動車とは運転方法が異なりますし、疑問に思うところです。約3.5LBSの軽量化はクランクシャフトへの負担を減らし、安全性の向上に貢献することと思われます。
Sky Dynamics (http://www.skydynamics.com/)
排気管の近くを通る配管に耐熱処理を施します。
Good!です。
どうだったかな? 写真を見て確認しながら作業を進めます。
!! すごい雨です。
ここは高台で大丈夫ですが、川の水が溢れて、いろいろなところで通行止めとなっています。
エンジン左側。
右側。順調です。
排気管の内部は鉛の堆積が酷いです。マスクをして、吸わないように・・・
排気管の端は所々変形しています。形を整えて、排気漏れを防ぎます。
排気管の清掃と取り付けで2日かかってしまいました。
どうやら、2月中に全ての作業を終えることは無理のようです。来週からは職場に戻りますから、試験飛行は3月中旬というところでしょうか。まだまだ作業は続きます。
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