2017年4月14日金曜日

Pitts S-2S 試験飛行終了


Blogの更新が遅れています。Pitts S-2Sは無事に試験飛行を終え、何回かの練習飛行の後、先週末に行われた今年初の曲技飛行競技会にも参加できました。目標を達成できて嬉しいです。




水平尾翼周りは今回の改修作業の主な部分でした。試験飛行の後も問題は見られません。




尾翼にダイヤモンドや白線などを仕上げる時間がありませんでした。少し寂しい尾翼部分です。




寒い冬の作業中でも、子供たちの写真と手紙からたくさんの元気をもらいました。ありがとう!




今日も試験飛行に出発です。






連続スナップロール。急降下試験は最大で250MPHまで行いました。フラッターもなく穏やかです。




高迎角飛行試験。計算通り、素晴らしい性能です。




迎角は45度くらいでしょうか?この領域でも、難なく水平飛行が継続できます。 




・・・この迎角になると、スモークが上側主翼の上部にまで回り込みます。ゴホゴホ。




最高です!

クイズです。通常、低速、高迎角、高出力の飛行はLeft Turning Tendencyが大きく、打ち消すために右ラダーが必要ですが、上の写真4枚ではラダーは中立、または左側を向いています。なぜでしょう?




<動画> High Alpha Challenge

Harrier Flight(高迎角を維持した飛行)を難なく行え、またその状態からLoop(宙返り)もできるということは、Micro Vertical Sもできるのではないでしょうか?





今回の尾翼周辺の変更に伴って、特性は少し変わりました。着陸滑走中の方向維持は易しくなり、またラダーのサーボタブもよく機能し、軽快に操作できるようになりました。高迎角の飛行ができるようになった反面、Pitch方向の静安定は中立に近くなり、着陸での接地や水平飛行での高度維持に難があるようです。それでも、得られた曲技飛行性能は素晴らしいの一言で、また少しずつ時間をかけて仕上げて行こうと思います。

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