アンリミテッドカテゴリー リザルト
今年の全米曲技飛行選手権、アンリミテッドカテゴリーの、ノウン、フリー、フリーアンノウンを含めた最終成績が発表されました。ロブ・ホーランド氏が7年連続で優勝です。おめでとうございます。
私は合計で60.44%、11人中7位で終えました。ただ今回は、去年参加していた上位数人の方々が参加していませんでしたから、本来の順位はさらに下になっていたはずです。
特筆すべきことは、DR107 One Designで2人、Pitts S-1E(S-1Sのエクスペリメンタル機型)で1人が参加と、4気筒エンジン搭載の機体で3人が参加していたことです。私のPitts S-2Sも含め、最新型機以外での参加が増えたことは嬉しく、何らかの変化が起きていると期待させられました。
競技飛行には全てにおいて妥協を許さない姿勢や、高い精度の飛行を行える技術などが勝負を分けますが、私は飛行全体を考え、個々の精度を許容する飛行をする傾向があります。
負けを覚悟で挑んだ勝負も、こうして結果を見るとやはり悔しさを感じます。私も競技者であるようです。
4ミニットフリー参加者の機体が並びました。開始を待ちます。
4ミニットフリーはこれまでの競技飛行とは別カテゴリーとなり、音楽やスモークシステムの使用が認められ、判定基準も別のものが用いられます。
燃料とスモークオイルを補給し、全機の飛行準備が整いました。放送席側も、音楽の準備ができたようです。
これまで緊張していた私も、4ミニットフリーではリラックスです。こうして演技することに嬉しさを感じます。
では、行ってきます!
20170929 4ミニットフリー
期待して挑んだ飛行でしたが、完成度の低い飛行が非常に残念です。
改修作業後の試験飛行で、性能向上が期待した以上と確認し、これまでは不可能だったマニューバーも行えるようになりました。しかし、今回の4ミニットフリーはそれらが互いに調和しておらず、とても醜い飛行です。
「曲技飛行はどんなマニューバーができるかではない。全ては芸術なんだ。」 by Sean D. Tucker
そんなボスの言葉が心に響きます。
最後はロブ・ホーランド氏の演技でした。圧巻の飛行に言葉がありません。2017年の全米曲技飛行選手権は無事に終了です。
4ミニットフリー リザルト
68.15%。昨年の71%という得点と一概に比べることはできませんが、得点も順位も納得のいくものです。研究を重ねることとします。
嬉しかったことは、ジムさんが4ミニットフリーで2位になったことです。音楽も飛行も素晴らしいものでした。おめでとうございます。来年4月の競技会でお会いしましょう!
表彰式はEAAの博物館です。何度来ても楽しいところです。
2018年ルーマニアで行われる、WAACのUSチームの選抜メンバーが決まりました。おめでとうございます。
4ミニットフリーもロブ・ホーランド氏が制しました。来年彼が総合優勝すれば、全米曲技飛行選手権の最多、そして連続8回の優勝という輝かしい記録が達成されます。
翌朝。雲一つない青空となりました。荷物を積み込んで出発です。
素晴らしい選手権をありがとう、オシュコシュ!
翌日、無事にキングシティーに到着しました。飛行機を格納庫に収めると、まるで3週間が夢だったように思えます。今回の選手権参加での数々の反省点を元に、今後の活動を見直します。いつの日か、完成された演技を披露することを夢見て。
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