2016年型 Honda Metropolitan
3月に注文していたのに、UAEの出張に滞在延期、なかなか受け取りに行けませんでしたが、やっと手にすることができました。Honda Metropolitanは日本で販売されているGiornoの北米仕様です。のんびりと、ゆっくりと走れる50㏄のスクーターは私にぴったりです。
定価は$2399でした。円安なのに強気な値段設定ですが、性能を考えればふさわしい価格と思います。前年度から値上がりしたのは、生産工場が中国から熊本工場に移ったこともあるのでしょうか。私には政治や経済のことは分かりませんが、品質の維持や技術の継承などを考えると私は賛成です。
HPではワインレッドのような赤に見えましたが、実物は意外に明るい色。どこかで見たような赤です。
時計の表示。
電気式速度計は誤差もなく、とても精確でした。時計や距離計を切り替えることができ、いろいろと21世紀を感じさせてくれます。
Odometer、総走行距離の表示。
最高速度は60㎞/hまで出ました。4サイクルの50㏄のエンジンなのに、水冷、Fuel Injectionと、豪華な装備です。そのためか、昔の2サイクルスクーターに比べても、十分な加速と最高速を見せてくれます。
ライトS/WにはOffの位置がありません。日本でも同じのようですが、こちらUSでは、走行中のライトの点灯が義務付けられていて、Offにできるように改造することも違法だそうです。
日本仕様では、携帯電話などの充電用にアクセサリー アウトレットと、アイドリング ストップ機能があるそうですが、北米仕様にはありません。アイドリング ストップ機能はともかく、アクセサリー アウトレットはあると便利でした。
右側の荷物入れには500㏄ボトルが余裕で入ります。
座席下の荷物入れ。
革の工具入れが付きました。3週間経ちましたが、ナンバープレートはまだ届きません。
前側の丸い穴からはホーンが見えます。スピーカーの穴の役割をしているようです。
エンジンをかけるとヘッドライトが点灯します。音はとても静かです。
左側にはキックスターターがありますが、完全にバッテリーが放電してしまうと、始動ができないそうです。環境問題に対応するためだそうですが、ここはFuel Injectionの弱点です。残念。
ご存知の通り、日本では50㏄未満の原付自転車は自動車の免許で乗ることができますが、USではMotorcycle扱いとなります。DMVで筆記試験に合格すると、運転許可証を受け、制限と期限付きながら公道を走ることができます。準備はできたので、時間を見つけて受けに行きたいと思います。
最後になりましたが、熊本製のこのスクーターと共に、熊本の皆様へお見舞いを申し上げます。1日も早い復興をお祈りします。
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