2016年6月14日火曜日

Coalinga Western Open Championships



今年もここNew Coalinga空港の曲技飛行競技会にやってきました。Pre-Registrationの段階では多くの参加者がいらしたようですが、あいにく競技会の6月2日から4日は最高気温の記録更新か?との予報のため、キャンセルが多かったようです。「Championships」という名前の割に、総勢21人という小さな競技会になりました。




CA州の朝日はいつ見てもきれいです。通常は朝7時にブリーフィングが開始されるところですが、今回は暑さを避けるために朝6時に行うことになりました。




雲が増えてきました。よい日よけになってくれるといいのですが。




各機、準備が整ったようです。




最初は、SportsmanとUnlimitedの混成グループです。Super Decathlonが出発します。




日本からお越しのEさん。健闘を祈ります。






1回目の飛行のKnownでは、Rolling TurnでSnap、HZ(FAIではPZに相当)を取りました。Aileronが軽くなったことは嬉しいのですが、Rolling TurnでRoll Rateを一定に保つことが難しくなったと、言い訳をします。




飛行が終わり、今度は我々がジャッジラインに入ります。




ジャッジの資格を持つEさんとチームを組みます。Eさん、日焼け防止処置は完璧ですね。




耐えられない暑さでなくて安心しました。が、やはり暑いです。




トミーさんの美しいChristen Eagle II。技術の上達が目覚ましいです。




KnownとFreeまでの順位。冴えない飛行でしたから、当然の結果です。Unknownで挽回です。




お疲れの中申し訳ありませんが、Eさんにお願いして、フォトセッションです。




ポスター向けの写真(のはず)です。

10月8日(土)と9日(日)、日本航空学園が主催する航空祭でAerobatic Performance Flightをさせていただけることになりました。場所は石川県輪島市の能登空港です。オーナーのご厚意で、Pitts S-2Cを使わせていただきます。どうぞお楽しみに。




朝食です。Eさんが食材を持ってきてくださいました。カレーがおいしいです。




美しい朝日と美しい飛行機。




Unknownの飛行がもうすぐ始まります。がんばります。




Unknownの飛行も冴えがありませんでした。1 1/4のRollがあるのに1回転で止めそうになってしまったり。減点も多いことでしょう。




目の前のかわいい花を眺めて休みます。




次は最後のイベントである、4 minute freeです。今度こそはいい飛行をしたいものです。




おや、全ての飛行の結果が張り出されたようです。出発前ですが、ちょっと確認を。




最下位で競技を終えました。当然の結果でしょう。先のUnknownの飛行では、本来ならUnder Rotate(回転不足)でHZになるところが減点で済んでいました。諦めずに続けたことはよかったのでしょうが、全てにおいて課題の残る競技飛行でした。




1番手で出発します。Jimさん、暑い中、お手伝いありがとうございました。




少しでも上昇すると涼しくなります。






高度3,500ft AGL。準備ができました。去年は開始の合図であるWing Rockを忘れて減点を取りました。今年は大丈夫です。










新たな飛行を研究する時間がなく、去年とほぼ同じSequenceです。Double Hammerheadは精度(?)が上がりました。重心位置を変更した効果があったようです。


予想したよりも南風が強く、予定していた部分を省略して飛行することになってしまいました。最後に時間稼ぎをしてごまかしましたが、満足には遠い飛行でした。4min freeの優勝はボブさんが獲得です。




これから晩餐会&表彰式です。




Eさんから写真をいただきました。ありがとうございます。




ジーニアさんはSportsmanでFreeを選択して飛行されました。いい得点を得て、総合で3位の表彰を受けました。おめでとうございます。




夜はEさんとジャグジーです。星空がきれいでした。


今回の機体の改修作業で改善された部分と、修正が必要な部分が混在していることが分かりました。練習飛行を繰り返しながら、機体を煮詰めていきたいと思います。

2016年6月6日月曜日

日は沈まない


5月初旬までは雨が時折みられましたが、その後は青空が広がる日々が続いています。すると今度は山火事の季節です。火の取り扱いにはどうぞご注意を。




練習飛行へ行くころには煙が練習空域を覆うようになりました。煙の手前辺りで練習ができるかな?




消火用タンクを積んだヘリコプター「Skycrane」。2時間後には煙は消え、青空が戻りました。




山田さんがいらっしゃる間、Aileronの新しいSpadeを製作していただきました。




以前よりも幅を1 inch大型化。大きくすればAileron操作に必要な力を軽減できますが、抵抗も増加し、軽すぎると不安定になります。調整に時間をかけて仕上げます。






試験飛行をしたところ、片手でFull Aileronの操作ができるようになりました。




Fabricの張り替え前は上の写真のように操縦席後ろに白い塗装がされていました。白い部分がない方がいいという意見もあり、どうするか悩むところです。試しに白のVinylを置いてみます。




確かに、白い部分はない方がいいように思えますが、いかがでしょう?




調整後の確認&練習飛行へ行ってきます。




飛行中、後ろで何かが割れる音がしました。おおよその見当は付いていますが。




Seat Back(操縦席後部の板)が割れていました。Pitts S-2系ではよくあることです。やれやれ。




元の板は1/4 inchの厚さのベニヤ板で、体重の重い方が乗って飛行を続けると割れてしまうことがあります。この際、3/8 inchの厚さに変更して、信頼性を向上させます。






きれいに仕上がりました。もう壊れません。




競技会まであと3日。飛ぶたびに細かな問題が発生しますが、練習飛行を続けます。




〈動画〉 Double Hammerhead Turn in the Pitts S-2S

今回の4 minute FreestyleでもDouble Hammerhead Turnを行います。Pitts SpecialはExtraに比べDouble Hammerhead Turnを行いやすい機体ですが、改修作業で重心位置を後方に移動させ、さらに行い易くなりました。




〈動画〉 Double Hammerhead Turn in a Extra 300L

ちなみに、同じManeuverをExtra 300Lで行うとこのようになります。重い機体重量、大きな慣性、低い推力重量比…。残念ながら、Extra 300Lでこれ以上のDouble Hammerhead Turnは、少なくとも今の私には無理です。



時折、「なぜPittsなんだ? Extraの方がいい飛行機だろう?」と言われます。私はそうは思いません。例えば、Pitts S-2B/CとExtra 300Lを比較すると、Pittsの弱点は小さなAileronからの遅いRoll Rateで、45度LineやVertical Line上の複数回のRollを遂行できないことです。

その弱点を改良したものがこのPitts S-2Sで、もし同等の面積比のAileronがあれば、機体が軽いPittsの方が魅力的な曲技飛行を行えることは上の映像でご覧いただけた通りです。仮にExtra 330LXでもいい勝負になることでしょう。




今度はElevatorのBearingから異音がします。尾翼のBrace Wireを緩め、Elevatorを外して、Bearingの締め付けを確認します。




Bearingに破損はありませんが、少し緩いようでした。




ElevatorのHorn部分に損傷はありません。これで異音がなくなればいいのですが。




日本国旗。美しい。


機体の整備が完了し、日本国旗も貼り、曲技飛行競技会の準備が整いました。8ヶ月に渡る作業の末、試験飛行と練習飛行、修理に再調整と、忙しい10日間でした。6月2日からのNew Coalinga空港の競技会の様子はまた次の機会に。

2016年6月1日水曜日

夢を追いかけて


5月。尾輪式飛行機の訓練に山田さんがいらっしゃいました。山田さんはFK-12 Cometという小型の複葉機を制作し、近くご自分で飛行する予定だそうです。(掲載はご本人の承諾を得ております)




山田さん制作のFK-12 Comet (2015年2月、富士川滑空場)

FK-12はどことなくPittsに似た飛行機です。複座ですが、機体の大きさはおそらく単座のPitts S-1と同じくらいでしょうか。離着陸時の速度が遅いとはいえ、挙動は甘く見てはいけません。




今日の訓練内容の確認を終えて。では行きましょうか。




朝の霧も晴れました。今日も暑くなりそうです。




Let's rock!






左旋回しDownwindへ。もうPitts S-2Bの性能も特別なものではなくなりました。




要求が他にない場合は、単発飛行機のTraffic Patternは常に滑走路への滑空範囲内にあるべきです。Downwindを飛行する場合、滑走路からの距離で目安になるものは何でしょうか。




風の谷、King City。20KTSを超える向かい風とPitts S-2Bの滑空性能が組み合わさると、この進入角度になります。Cometは多少は滑空比がいいと思われるため、多少Powerを足してAPPしてみました。




きれいにFinalに乗れれば、その後の修正も少なくなります。




訓練の合間に私自身の練習飛行も行います。信頼性が確認できるまでの間、Canopyを装着せずに飛行しました。Canopyがなければ緊急脱出で3秒は節約できます。風を直接感じられることもいいものです。




では行ってきます。




そうそう、スクーターは元気です。最近License Plateが届きました。




訓練最終日はT-6で遊覧飛行へ上がります。




では行きましょう。




右旋回では機首が下がろうとします。Gyroscopic Precessionのいい経験ができました。










大柄な機体のために慣性は大きいものの、基本的な尾輪式飛行機の取り扱いができれば、T-6は簡単に飛ばすことができる飛行機です。近い将来、T-6の訓練もいかがでしょうか?






山田さんからのメッセージ。ありがとうございます。




最後の夜はピザとビールで訓練終了のお祝いをしました。夢を追いかけて長い道をやってきた山田さん。日本でもどうぞ安全飛行を!