5月。尾輪式飛行機の訓練に山田さんがいらっしゃいました。山田さんはFK-12 Cometという小型の複葉機を制作し、近くご自分で飛行する予定だそうです。(掲載はご本人の承諾を得ております)
山田さん制作のFK-12 Comet (2015年2月、富士川滑空場)
FK-12はどことなくPittsに似た飛行機です。複座ですが、機体の大きさはおそらく単座のPitts S-1と同じくらいでしょうか。離着陸時の速度が遅いとはいえ、挙動は甘く見てはいけません。
今日の訓練内容の確認を終えて。では行きましょうか。
朝の霧も晴れました。今日も暑くなりそうです。
Let's rock!
左旋回しDownwindへ。もうPitts S-2Bの性能も特別なものではなくなりました。
要求が他にない場合は、単発飛行機のTraffic Patternは常に滑走路への滑空範囲内にあるべきです。Downwindを飛行する場合、滑走路からの距離で目安になるものは何でしょうか。
風の谷、King City。20KTSを超える向かい風とPitts S-2Bの滑空性能が組み合わさると、この進入角度になります。Cometは多少は滑空比がいいと思われるため、多少Powerを足してAPPしてみました。
きれいにFinalに乗れれば、その後の修正も少なくなります。
訓練の合間に私自身の練習飛行も行います。信頼性が確認できるまでの間、Canopyを装着せずに飛行しました。Canopyがなければ緊急脱出で3秒は節約できます。風を直接感じられることもいいものです。
では行ってきます。
そうそう、スクーターは元気です。最近License Plateが届きました。
訓練最終日はT-6で遊覧飛行へ上がります。
では行きましょう。
右旋回では機首が下がろうとします。Gyroscopic Precessionのいい経験ができました。
大柄な機体のために慣性は大きいものの、基本的な尾輪式飛行機の取り扱いができれば、T-6は簡単に飛ばすことができる飛行機です。近い将来、T-6の訓練もいかがでしょうか?
山田さんからのメッセージ。ありがとうございます。
最後の夜はピザとビールで訓練終了のお祝いをしました。夢を追いかけて長い道をやってきた山田さん。日本でもどうぞ安全飛行を!
0 件のコメント:
コメントを投稿