以前にも、イタリアからわざわざ訓練に来ていただいたPaoloさん。今回は息子さんのアメリカ旅行と予定を合わせていらっしゃいました。お元気そうですね。
前回の訓練の後、Extra 300LPを購入し、曲技飛行を楽しんでいるそうです。おめでとうございます。しかし、単独となると、曲技飛行はともかく、Spin、特にInverted Spinまでは行うことがなく、再訓練の必要性を感じたということでした。では、この機会に苦手な部分を克服していきましょう。
早朝は5 - 6度Cほどしかありませんが、日が昇ると急に暖かくなります。青空がまぶしい。
UprightとInvertedのそれぞれの、Normal、Accelerated (Elevator and/or Power)、Flatと、Modeを変えて、飛行機がどのような挙動をするのかを体験し、適切な回復操作を身につけます。
元は自動車のアマチュア レーサーだったPaoloさん。乗り物を操作する技術は見事です。
Spin Rocoveryの手順で有名な「P. A. R. E」は、Elevator Accelerated Spinからの回復で手順を間違えることがあります。私も常々何かいい解決方法はないものか?とは思っていました。
「Yuichi、このSpin Recoveryの方法はどうだろう?」
Paolo: P. A. R. Eの代わりに、P. A/E. R. Eを使ってみようと思うんだ。
なるほど、いいアイデアですね。理論上、問題はないと思います。むしろ、混乱する可能性が皆無で、いいのではないでしょうか。座学での伝え方を研究してみます。
〈動画〉 Aerobatic Training 2014年11月27日
音声ジャックが故障中で無音でしたので、セリフは字幕にして、さらに音楽(菅野 よう子、「Ghost in the Shell サウンドトラック」より)を加えてみました。
次の練習科目はOutside Maneuversをいくつか行います。OutsideのHalf Loop Upと、PushからのHammerheadsを試してみましょうか。
今年のイタリアでの競技会で、Sportsman Categoryに参加してみたいとのことです。よい成績が得られることでしょう。健闘を祈ります。
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