2013年2月26日火曜日

地上走行中の静安定の改善を求めて

地上走行中の尾輪式飛行機は、前輪式飛行機と異なり、静安定が負であるため、地上走行中の進行方向の積極的な維持が必要です。
何の前触れもなく、突然Ground Loopするようなことはありませんが、静安定が負であるという要素が操舵力の限界を超えないよう、また余裕を大きく持つことが大切です。


それにしても、このPitts S-2Sの方向安定性の静安定の負の程度は度を越しており、これまでもちょっとした弾みでGround Loopの予兆を見せることがありました。
原因は、尾輪のCasterの軸が逆方向に傾いていることです。
その角度、約10度。

これが原因で、後進はいいとしても、格納庫からの出し入れなどで前方に押すことは困難でした。
解決策は、Landing GearのTubeを曲げてCaster軸を垂直にするか、取り付け角度を減らせばよいのではと思います。
では・・・。


Tail Landing Gearの付け根部分。
胴体とLanding Gearの間にWasherなどを入れれば、多少の角度調整が期待できます。



Caster軸はまだ少し後ろ向きに傾いていますが、試しに飛行機を押してみたところ、前方に押すことも、方向転換も多少は素直にできるようになりました。
同時に、地上走行中の安定性も劇的に改善し、緊張も疲労も無くなりました。



Oil Pressure Relief Valveの部品

先日発生した、Oil Pressureの問題が再発生です。
しかし今度は反対で、始動後のOil Pressureが92PSIと高すぎることが問題でした。
上げる方向にはAdjusterの余裕がありましたが、下げる方向は限界値だったので、ある小細工をして解決しました。


そして練習飛行へ。
Vertical UplineのInside、Outside共に、Snap Rollはまだまだ練習が必要です。
気を取り直して、練習の合間にPrimaryのKnown SequenceをOutsideで飛んでみました。



2013 IAC Primary Known Outside

まだ余裕がありません。
1 Turn SpinはOver rotate、Loopはe-Loop、減点箇所が多く見られます。
目標はUprightと同じ飛行ができることで、こうして練習の間にやってみれば、何らかの効果があるのではないでしょうか。

次回はSportsmanを試してみます。

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