2013年5月25日土曜日

雨の匂いに


今日は、Air Show PilotであるSean D. Tuckerの飛行機と他2機を会場まで運ぶ、Ferry Flightに加わります。
行き先はNY州Farmingdale、Republic空港です。



Oracle Challenger III。
Pitts S-2S、またはS-1-11Bに似ていますが、
新しい設計の、全く異なる飛行機だそうです。



私はExtra 300Lの前席で操縦を、後席は航法を担当します。
東海岸まで2日間、約16時間の飛行です。
2人での飛行ですから、いろいろと景色も楽しめることでしょう。



AZ州Flagstaffの東にある隕石のクレーター。
http://www.americansouthwest.net/arizona/meteor_crater/index.html



途中、頂上が平らな山がいくつも見られました。
地層の関係でしょうか?NM州Grantsにて。



KS州Liberal Mid-America空港。
3回目の燃料補給です。
追い風もあり順調です。



2日目朝、MO州Jefferson City空港。
霧のため離陸できません。待つこと2時間。



Challenger IIIは静安定を負として設計されているらしく、高度維持が難しいようでした。
 
どれほど不安定かと、試しに操縦桿から手を離したところ、姿勢変化を続けてLoopをしたそうです。
この飛行機で長距離を巡航飛行するのは相当な労力でしょう。



NJ州に入りました。
Ceilingは2,500ft AGL-3,000ft AGL。
目的地のNY州Farmingdaleはもうすぐです。



NY州FarmingdaleのRepublic空港に到着しました。
雨の中がんばって飛んでくれてありがとう。



滑走路の向こう側を見る。
実は、2000年から2001年にかけて、ここRepublic空港で飛行教官をしていました。
青い建物が職場だったSUNY(State University of New York)の校舎です。



NY州Baldwin。
雨の匂いと共に、懐かしい思い出が廻ります。


さて、思い出に浸るのもここまで。
CA州に帰ったら、また仕事が待っています。

1 件のコメント:

CFI-JAPAN さんのコメント...

ご無沙汰しています。NYまでのFerry Flightお疲れ様です。 皆が憧れる東海岸への旅ですね。一度はやって見たかったです。 (安定の良いCessnaぐらいで)

こちらは忙しい時に、忙しい事に巻き込まれて、バタバタでした。 途中で打ちきりです。 私の住んでいる街、京都市が幹線道路の車線を減少させると意味不明な事を言い出して、それの反対活動をしています。

http://www.higashioji.com/

極端に疲れます。 強い興味を示してくれるのですが、ネットの方は誰も協力してくれないし。 行政相手の行動は初めてで大変です。

さてさてフライト、フライト。
Airshowの裏側を聞いた様な話ですね。 誰かがFerryしないと成立し無い。

アクロバット機と聞くと安定性より操縦性と聞きますが、飛行時間も短いと聞きます。東まで何回の補給をされたのですか? Cessna 172で5時間ボーッと飛行するより変化が有って楽しいかも知れませんが大変でしょう。

どんなルートかなと思って、Liberal Mid-Americaを調べると、Dragレースもやってる空港なんですね。話には聞いた事が有ったのですが、チャートを見たのも初めて。アメリカのど真ん中にやたらに滑走路の多い空港と思ったらRaceコース。 アメリカって広いですね。 本当に広いけど色々と有りますね。

ゴールのRepublic空港が、高木さんの記念空港とはまた奇遇でしたね。空港が見えた時は、何とも言えない感動が有ったでしょうね。

ご無沙汰してましたが、また宜しくお願いします。 道路の話は完了してないのですが。。。。