8月下旬。オレゴン州マドラスで行われた、「The Airshow of the Cascades」に参加してきました。8月も下旬に入ってしまいましたが、今年初めてのAirshowの飛行です。準備を整えて、出発です。
Airshow of the Cascades http://www.cascadeairshow.com/
オレゴン州からワシントン州にかけて、山岳部では山火事が大変な様子です。所々でIMC(計器飛行が必要な気象状況)となっていて、パフォーマーが参加を諦めるという話も聞かれます。行けるところまで行ってみることにします。
OR州ベンド上空。煙が立ち込め、地平線は見えなくなりました。11,000ft MSLまで上昇しても煙は晴れません。仕方なく近くの空港に着陸して夜を明かしました。
翌朝。山火事の煙を抜けると、そこは青空でした。OR州マドラス空港に到着です。
古い飛行機が仲良く停まっています。DC-3にP-47、しかし手前の飛行機は見たことがありませんが、何という飛行機でしょうか?優雅なスタイルが素敵です。
午後の練習飛行を終えて、今夜は博物館でパーティーです。
愛機Pitts S-2Sも博物館に仲間入りしました。嬉しいです。
賑やかになってきました。
Vought F-4U Corsair
地方の小さな博物館かと思いましたが、驚くほどに飛行可能な機体が多いです。
素晴らしい!
日本ではこうした旧軍用機が大切にされず、「負の遺産」扱いにされることすらあります。進駐軍は日本という国の再起を恐れ、敗戦国という理由で様々なものを奪いました。武力だけでなく、思想、精神文化、道徳心、愛国心。数十年をかけて、日本という国を弱体化させる計画は成功したように見えます。この後、日本はどうなって行くのでしょうか。
「祝 入営 中島一郎君」
旭日旗と共に保存されていました。彼がどのような人生を送ったかについては書かれていませんでした。敬礼。
格納庫には旧日本軍の一式戦闘機「隼」もありました。エンジンはおそらくアメリカ製P&Wですが、飛行可能な状態です。
機体全体はフラッシュリベット(枕頭鋲)で精密に作成されていました。当時の工業力には限界があったでしょうが、素晴らしい技術の高さです。
ウィリスジープ。車好きの父親が喜びそうです。
P&W R-4360、Wasp Major。空冷四重星形28気筒、最大出力4300馬力。すごいエンジンです。
空挺部隊用のCushman社製スクーター。初めて目にしました。これも新品同様に保管されています。
山火事の煙のためか、夕日がとてもきれいでした。明日は18時からエアショーが始まります。このような夕日の中での飛行になることでしょう。お休みなさい。
翌朝。続々と軍用機が外に出され、飛行を始めていました。
エアショーには車の愛好家たちも集まります。
全てが新品以上の美しさでレストアされています。素晴らしい!
「お前も乗るか?」と誘われました。ええ、乗りたいです。
元は草刈り機?でしょうか?
楽しそう。
機体を展示場所に並べて、出発を待ちます。
18時58分・・・。そろそろ出番です。行ってきます。
〈動画〉 REDFOX Airshows - Airshow of the Cascades
いい飛行ができて満足です。
写真撮影: Mr. Hank Lutz
エアボスとアナウンサーの皆さま。お世話になりました。
Dan Buchanan氏のナイトショー
全員が素晴らしいパフォーマンスフライトを行うことができました。お疲れさまでした。
翌日はさらに観客が増え、大きく賑わいました。
写真撮影: Mr. R Anglin, Longhorn A 2017 (H.N.)
写真撮影: Mr. R Anglin, Longhorn A 2017 (H.N.)
大きな拍手とたくさんの声援をありがとうございました。またお目にかかります。
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