2014年7月17日木曜日

ポーランドの車窓から

7月13日

1週間のポーランドの滞在はあっという間でした。半月近くにわたって行われるWGACなどに比べると、少し物足りない気もします。WGAC直前訓練の地上からのコーチングのリクエストを受けましたが、航空券の変更をするには時間が足りずに諦めることになりました。明日の朝の飛行機に間に合うように、今日はPoznanまで行くことにします。




Torun駅

情報によれば、このTorunの駅からPoznanに行けるようです。しかし、地理も知らず、路線図もなく、ポーランド語も読めず、車内放送も判らない私にとってはちょっとした冒険です。




ポーランド語は「Dzień dobry(ジンダブレ)」(おはようございます、こんにちは)と、「Dziękuję(ジェンクイエ)」(ありがとうございます)の2つしか知らない私ですが、何とか切符が買えました。17時39分発のPoznan行きと、WAGON 15(15号車?)、63番という指定席は読めます。


私: 途中で乗り換えは必要ですか?
駅員: Nie. (いいえ)
私: 直通で行けるのですね?
駅員: Tak.(はい)

不安です。




駅の柱に時刻表らしきものが見えました。どう読むのかさっぱり判りませんでしたが、小さく英語でも書かれていて、少し暗号解析ができました。どうやら購入した券でPoznanまでたどり着けるようです。




こちらは車両の編成表。機関車+客車5両、15号車といっても、編成は長くはないようです。でも、ホームのどの辺りにいればいいのでしょうか。




出発までまだ1時間ありますが、不安だったのでホームで待つことにします。




近代的な列車。架線はありますが、ディーゼル車でした。




いくつか列車がやってきて、そして出発して行きます。ホームでボーっとしていると、古い機関車に引かれた列車がやってきました。まだ30分ほどあるので、この列車の次かな?と思いましたが、プレートにはPoznan行きの列車番号があることに気付きました。どうやらこれのようです。




機関車も客車も、日本ではとても見られないような古い車両でした。子供のころに見た、外国の鉄道車両そのままです。車内はきれいですが、クーラーはなく、窓を全開にして走ります。風が心地よいです。






「Gniezno」? どこにいるのかさっぱりです。




古い東欧時代の名残が見える駅。あと30分ほどでPoznanのはずです。




到着予定時間の10分ほど前に大きな駅に着きました。人がたくさん降りて行くので、ここがPoznanと思われます。




駅のどこへ行けばいいのか、うろうろと歩くこと20分。そもそもここは本当にPoznanなのでしょうか。




駅名発見! Poznanでした。



Glownyとは「中央」という意味のようですので、ポズナン中央駅というところでしょう。ここまで来ればあとはもう大丈夫。King Cityに帰ったら、自転車の組み立てと、飛行機の整備と改修作業。そしていつもの仕事です。楽しい夏の1週間でした。

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