2015年7月15日水曜日

2015 ポーランド曲技飛行選手権 1




7月3日から10日間、ポーランドの曲技飛行国内選手権でGrading Judgeを行ってきました。例年は、PowerとGliderで2箇所で分かれて行われるそうですが、今年は両方の同時開催だそうです。




行き先は去年と同じTorun(トルン、コペルニクスの生誕地です)。古い町並みがとてもきれいです。




宿に荷物を置いたら食事へ。好物のZurek(ズ-レック?ポーランド料理のスープ)おいしいです。




Pierogi(ピエロギ、ポーランド風ギョウザ)、茹でたものと焼いたものの両方があるところもギョウザと同じです。






明日からは選手権ですが、「予定は?」と聞いても「I don't know.」しか返ってきません。宿の手配もできていませんでしたし、これがポーランドなのですね。私も少し慣れてきました。




選手権1日目。風が強く待機中。天気はいいので、散歩に出かけます。




マーカー発見。大きさがバラバラ・・・。足りないところはスプレーで補正すれば大丈夫です。




MDM-1 Foxの単座型、Solo Fox。今回の酒井さんの搭乗機です。




参加者数の関係からか、Power部門はAdvancedのみのようです。こちらはExtra社の最新鋭機、Extra 330SC。

主翼や水平尾翼の翼型、Rudderの平面型など、見慣れたExtra 300Lとはずいぶんと異なります。330HPの最大出力に加え、Aileronの中立位置も判りやすく、Aileron RollやSnap Rollなどが楽に行え、そして瞬時に停止できるそうです。

世界チャンピオン生産機としての性能は素晴らしいと思いますが、これがスポーツでしょうか?・・・と、疑問に思いつつ、私のS-2Sも新たなプロペラに交換する予定です。推力向上が楽しみ。




今年もこのバスが移動に活躍します。運転手はChief Judgeのマチェックさん。




西側のJudge Lineに移動。椅子の向きも調整して準備完了です。




曳航機のYAKとSolo Fox






開発中の競技機のBox内の位置を記録するシステムの試験が行われていました。Boundary Judgeを省略できますが、まだ信頼性と価格が問題のようです。




選手権はのんびりと時間をかけて行われます。ただ今、シャボン玉大会開催中。






参加したい・・・




IACではAssistant JudgeがSequenceを読み上げ、Recorderが記録を行う3人体制で行われますが、世界選手権ではAssistantは記録係を兼ね、Judgeが1人でSequenceの確認とJudgingを行います。そのような伝統があるためか、ポーランドの国内選手権も同様の2人体制です。工夫次第なのでしょうが、Gliderはともかく、Powerの飛行を1人で採点を行うのは大変です。




次はGlider部門の競技飛行です。しかし、雨は降ったり止んだり。きれいな虹は撮影できました。




Power AdvancedはKnown、Free、Unknownの3回を飛行でき、これで完了となりました。しかし、GliderはUnlimitedとAdvancedのどちらもKnownだけです。あと2日でどうなるのだろう・・・。部外者の私が不安になっていますが、気にしないことがポーランド流なのでしょう。

気にしない、気にしない。また明日。

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