ふくしまスカイパークのボックス
ボックスは滑走路32のアプローチエンドの向かい側に設けられています。
ボックスの航空写真 1
地形の関係で、マーカーは四隅のみの設置となっています。ただし、実際のマーカーはこの写真ほど大きくはありません。マーカーは山林の中に置かれているため、少し離れると木々に隠れてしまい、直上付近まで近付かないとマーカーを視認できないことが難点です。しかし、日本国内で初めて地上にマーカーを設置することに成功した、非常に画期的、歴史的なボックスです。
ボックスの航空写真 2
マーカーの数が少なく、周囲に目標物となるものは滑走路くらいのもので、精確な飛行は難しいところです。それぞれのマーカーを結んで、仮想の線を引くとこのようになります。
ボックスの航空写真 3
2の写真に、さらにジャッジラインの位置を表記しました。2010年の第1回競技会では、山の中に置かれ、滑走路よりも一段標高が低く、また木々に囲まれ、ジャッジングには難しいところでした。第2回からは滑走路32のエンド東側に移り、標高の問題は解決しましたが、境界線までの距離が100m弱とさらにボックスに近く、またY軸からも100mほどずれていることが残念です。しかし、ここが最も適切なところのようで、今後もこの場所を用いることになると考えれられます。
また、ジャッジラインが決定していることから、ボックスのX軸とY軸も固定され、オフィシャルウィンドは北西から、または南東からのいずれかです。土地柄、強い南西風または北東風が吹くことは少ないようですが、強い横風が吹いて競技の進行に支障がある場合は、中断することも仕方のないことでしょう。
ボックスの航空写真 4
ジャッジングを考慮して、競技者の方々には、ボックスの100mほど内側に、写真の黄色い線のような仮想の北東側境界線を想定して飛行していただいています。この仮想境界線を越えて飛行しても減点などのペナルティーはありませんが、ジャッジラインの直上近くを飛行することになってしまいますから、採点やプレゼンテーション スコアは必然的に低くなります。
また、先にもお伝えしたように、ここでのボックスではバウンダリー ジャッジは地形の関係から設けられません。そのため、ボックスからの逸脱に関するペナルティはありませんが、プレゼンテーション スコアに代えて評価が行われます。
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