2013年8月8日木曜日

ジャッジスクール 106-3

カタログ ナンバーとKファクター

先のページで紹介したアレスティ カタログで、数字がいくつか表示されていることに気付かれたと思います。それらはフィギュアを管理する「カタログ ナンバー」と、フィギュアを飛行する難易度を示した「Kファクター」です。下のファミリー 1のフィギュアを例に解説します。





黄色い円で囲んだフィギュアのカタログナンバーを特定してみましょう。フィギュアの左の「1.1.10」の3つの数字がカタログ ナンバーの最初の3数字で、さらに下に数字の「1」が振られていますから、これを最後に加わえて、「1.1.10.1」という4数字のカタログ ナンバーが判断できます。数字は次のように呼ばれます。




カタログ ナンバーを用いてフィギュアを管理すると、便利なことが多くあります。例えば、離れたところにいるコーチに、シークエンスやフィギュアについて電話で意見を聞くとき、ラインの性質や角度など、難解な解説をすることなく、数字を伝えるだけで簡単にフィギュアを伝えることができます。




Kファクターはフィギュアの右下に、丸数字で示されます。この数字はフィギュアを飛行する上で、どれほどの難易度があるかを、あるルールに基づいて、数字で示したものです。数字が大きいほど難易度が高くなり、間違えることなく飛行できれば高得点を得ることができますが、言い換えれば失敗する可能性も高いということでもあります。

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